ガス給湯器にはどんな種類がある？人気のメーカー3選もご紹介
ガス給湯器を購入する際、どのメーカーのどんな給湯器を買えば良いのか迷う人は多いでしょう。
どのような機能が搭載されているのかによって値段は異なり、メーカーによっても特徴が違ってきます。長く使用するものなので、適当に選んでしまうと後悔する可能性もあるでしょう。
そのため、欲しい機能が搭載されていて予算に見合う給湯器を選ぶことが大切です。
今回の記事では、ガス給湯器の種類と人気のメーカーを3つご紹介します。ガス給湯器選びで迷っている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
目 次
1.ガス給湯器にはどんな種類がある？
ガス給湯器と一口に言っても、様々な種類があります。それぞれどのような特徴を持っているのか、解説していきましょう。
設置場所による違い
戸建て用のガス給湯器には、2つの種類があります。1つ目は屋外壁掛けタイプで、2つ目は屋外据え置きタイプの給湯器です。
■屋外壁掛けタイプの給湯器
壁掛けタイプの給湯器は、壁に掛けて使うことができます。そのため、据え置きタイプと違って掃除がしやすいです。壁の強度を考慮しなければならないため、壁掛けタイプには小型のものが多くなっています。
■屋外据え置きタイプの給湯器
据え置きタイプの給湯器は、ブロック(土台)の上に設置して使用するのが一般的です。壁の強度を考慮する必要がないため、大型の給湯器も設置できます。そのため、家族が多い場合には据え置きタイプの給湯器を選ぶ人が多いです。
しかし、据え置きタイプは、地面の上に給湯器を設置するので壁掛けタイプよりも掃除がしづらいです。また、水害トラブルに考慮しなければなりません。
機能による違い
次に、ガス給湯器の機能による違いを解説していきます。
■給湯機能
給湯機能が搭載されているガス給湯器を購入すると、蛇口をひねるだけでお湯が出るようになります。
リモコンで温度の調整が可能です。
給湯機能が搭載されているガス給湯器は、安価で購入しやすくなっています。
■追い炊き機能
追い炊き機能が搭載されているガス給湯器を購入すると、浴槽のお湯を再び温められるようになります。
モデルによっては、お風呂のお湯の温度がぬるくなると自動で追い焚きしてくれる「自動焚き上げ機能」が搭載されているものもあり、非常に便利です。
■お湯はり機能
お湯はり機能が搭載されているガス給湯器を購入すると、スイッチを押すだけで設定した温度のお湯を浴槽にはってくれます。
オートストップ機能が搭載されているモデルなら、お湯の量を感知して給湯が自動で止まってくれます。
省エネ機能による違い
ガス給湯器には、省エネ機能が搭載されているモデルもあるので、どのような違いがあるのか紹介しましょう。
省エネ機能が搭載されている有名なガス給湯器には、「エコジョーズ」があります。エコジョーズは、排気ガスの熱を有効活用することで、ガスの消費量を抑えられるものとなっています。
エコジョーズを使うことで約15％のガス消費量を抑えられ、年間で約18,000円分もガス代を節約可能です。
こうした省エネ機能が搭載されているガス給湯器は、購入価格が高くなってしまいます。しかし、使用し続けることで元が取れてお得になることが多いです。
2.人気のガス給湯器メーカー3選
それでは、人気のガス給湯器メーカーを3つ紹介していきましょう。どのメーカーのガス給湯器を買えば良いのか迷った時には、以下のメーカーから給湯器を選ぶと安心です。
リンナイ
リンナイ株式会社は、100年以上の歴史を持ったガス機器を取り扱うメーカーです。リンナイのガス給湯器は、国内シェア率No.1です。国内の工場で生産されているので、高品質で故障しにくいというメリットがあります。
また、コストパフォーマンスにも優れているため、迷った時にはリンナイのガス給湯器を選ぶことをおすすめします。
ノーリツ
株式会社ノーリツは、ガス機器大手メーカーで国内シェア率No.2です。ノーリツのガス給湯器は、熱効率が他のメーカーよりも高いため、環境や財布にやさしくなっています。
省エネ機能は勿論のこと、ユーザー目線で考えられた便利な機能が搭載されているモデルが多いのが特徴です。
「あつめ・ぬるめボタン」や「スマートフォンからの追い焚き機能」、「マイルド追い焚き機能」など、使いやすさに定評があります。
パーパス
パーパス株式会社はリンナイ・ノーリツに比べて大手ではないものの、おすすめできるガス機器メーカーの1つです。日本でエコジョーズ機能を初めて実現した会社になります。
パーパスのガス給湯器は高品質なので、長く使用しても故障しにくくなっています。エコ出湯機能やエコアラーム機能などの省エネ機能がたくさん搭載されているのが特徴です。
また、半身浴モードでは半身浴に適した水位・温度にお湯をはってくれます。そのため、美容・健康を意識している人にもおすすめのメーカーです。
3.給湯器交換の費用相場
次に、ガス給湯器を交換する費用相場を紹介していきます。ガス給湯器の交換費用は、「給湯器本体価格」と「交換工事費」を合わせたものになります。
本体価格の相場
給湯器本体価格は、オープン価格で15万～45万円のものが多いです。
追い焚き機能がないモデルなら15万～35万円、オートタイプなら30万～40万円、フルオートタイプなら35万～45万円が相場費用です。
しかし、給湯器本体価格は3～8割引で販売してくれることが多くなっています。そのため、安いモデルなら10万円せずに購入可能です。高いモデルでも、割引が入れば30万円ほどで購入できます。
交換工事の相場
給湯器の交換工事費用の相場は、4万～5万円です。この相場費用は、「古い給湯器を外して新しい給湯器を設置してもらうまで」が対象となっています。
そのため、「温水式床暖房を使用する場合」や「給湯器の設置場所を変えるなどといった追加工事」が発生する場合には、相場費用よりも高くなりがちです。
交換費用の合計費用相場
ガス給湯器本体価格と交換費用を合わせた相場費用は、19万～50万円です。
ただし、この価格には本体価格の割引がされていないため、割引が入る場合には、15万～35万円程度で購入できるでしょう。
どのくらい費用がかかるか気になる場合には、ガス給湯器を購入前・交換前に、費用を確認しておくと良いかもしれません。
4.ガス給湯器の種類を理解して自分にあったモデルを選ぼう
ガス給湯器には、壁掛けタイプのものと据え置きタイプのものがあります。壁掛けタイプにはコンパクトなものが多く、掃除しやすいのが特徴です。大型の給湯器を設置したい場合には、据え置きタイプを選びましょう。
また、ガス給湯器には給湯機能・追い焚き機能・お湯はり機能・省エネ機能などが搭載されています。
給湯器の値段やメーカーによって搭載されている機能が異なるので、ほしい機能が搭載されているガス給湯器を選ぶのがおすすめです。おすすめの人気ガス給湯器メーカーは、リンナイ・ノーリツ・パーパスの3つです。
給湯器選びで迷った時には、この3社の給湯器から選んでみてください。また、ガス給湯器の購入・交換費用相場の合計は、19万～50万円です。
本体価格に割引が適用されれば、15万～35万円程度で購入・交換ができるでしょう。予算や機能性を考慮しながらガス給湯器を選ぶと、給湯器選びで失敗しにくくなります。
この記事を参考にして、紹介した3社メーカーからガス給湯器を購入してみてはいかがでしょうか？
