トイレリフォームの費用と相場

トイレリフォームの費用と相場

トイレをリフォームするタイミング

最近、トイレリフォームの相談で多くご質問いただくのは、「トイレのリフォームは、新築後どれくらい経ってからやるべきなの？」というお声をいただきます。

実際のところ、陶器の便器であれば表面にヒビが入らない限り、耐久年数は100年以上といわれています。しかし、タンク内の部品であるパッキンの耐久年数は10年～20年程といわれていますので、定期的なメンテナンスが必要です。

そのため、トイレの交換のタイミングは？というと、お家を建ててから約20年くらいが目安です。

但し、ご家庭によってトイレメンテナンスの目的は様々ですので、詳しく紹介していきます。

壊れるものを新しくする

前述の通り、便器自体は100年以上の耐久性があり非常に丈夫ですが、便座の蓋などが割れることはあります。
また、内部のパッキンや部品の劣化により水漏れや水が流れなくなるなど、様々な故障も発生します。故障をきっかけに新しいトイレにリフォームする方も多いです。

傷や汚れが気になって新しくする

年月が経つにつれてトイレ内部の汚れ目立つようになり、黄ばみや傷が気になることも少なくありません。トイレの汚れが目立つようになると、普段の掃除では綺麗にならずストレスに感じることも多くなります。

そのため、
・壊れていなくても新しい綺麗なものに交換したい！
・掃除がしやすいものにしたい！
・トイレの内装が汚れてきたので、トイレも一緒に新しくしたい！

以上のようなことがきっかけでトイレリフォームをする方も多いでしょう。

トイレのリフォーム工事の費用と内訳

トイレ本体価格は10万～50万円程です。価格が安いものは、ウォシュレットなしタイプのものが多く、必要最低限の機能の商品です。一方価格が高い商品は機能性に優れており、便座の自動開閉やフチなしトイレ、タンクレストイレ収納一体型トイレなどがあります。このように商品によって金額が大きく分かれています。
こちらのページでトイレの種類別に金額や特徴など紹介していますので、是非ご覧ください。
【4種類あるトイレタイプ別の特徴と価格帯について】

 

トイレのリフォームの例

トイレのリフォームと言ってもトイレの本体の交換だけではありません。ここでは、様々なトイレリフォームの例を説明します。

便座だけの交換！機能なしの通常便座から温水洗浄便座へリフォーム

トイレはまるごと交換するのではなく、便座のいの交換をすることができます。機能がとくについていない普通の便座から温水洗浄便座にリフォームする場合は、トイレの中にコンセントがあるかどうかにより工事金額が変わってきます。

もともとコンセントが無い場合は、増設をすることができますのでご安心ください。その場合にはトイレの工事をする設備業者のほかに電気業者の手配が必要になりますが基本的にはリフォーム会社に一括でお願いすることが可能です。

タンクありトイレからタンクレストイレへリフォーム

今、人気のタンクレストイレのリフォーム。タンクレスにしたからと言って基本工事の金額は変動しませんが注意することが2点あります。

1つ目は、トイレの近くに手を洗う場所が無かった場合、手洗い器の取付が必要です。その際にお選びいただく手洗い器によっては給水・排水を新しく設置するためにトイレの床を解体・張り替え工事が必要な場合があります。

2つ目は、トイレの仕様によってはコンセントの位置が指定されており、今のコンセントが使えず移設する場合があります。この点に関しては図面などでの確認が必要ですので専門のスタッフにご相談ください。

和式トイレから洋式トイレ(温水洗浄便座付トイレ)へリフォーム

和式トイレから洋式トイレへのリフォームの場合、今の和式のトレイを全面的に解体・床や壁などの工事をしっかり行うものと、和式トイレの上に設置する専用の洋式トイレを設置するものがあります。

和式トイレに専用の洋式トイレを設置する場合は、コンセントの有無によって異なりますが、工事期間は1日～2日あれば問題なく取付けが完了します。

現在風な洋式トイレを解体する場合、床のタイル・コンクリートを削る作業などがあるため、工事の期間は2日～4日前後かかります。また、工事費も通常のトイレの交換工事金額よりも高額になります。その他にも見積りの際には見えない工事が解体作業後にわかることもあります。

また、場合によっては解体をしたら柱が白アリの被害を受けていたなど、工事内容が追加・変更になる可能性があります。

まとめ

どんなトイレにしようか？トイレもするなら内装も変えたいなど、毎日使うものだからこそトイレのリフォームを検討することはとても楽しいものです。
新築・リフォーム問わず悩むものが多いほど愛着がわくものです。

LIXILやTOTOなど大手メーカーではトイレに限らず、キッチンやバスルームなどの展示がありますが、お試しで実際に使うことができません。しかし、トイレであればデパートや飲食店などで実際の高機能なトイレを試すことができます。

リフォームを検討中の方は、ショールームで実物を見るだけではなく、大型施設やおしゃれなカフェなどのトイレで実物を体験してみるのも良いでしょう。