トイレの壁紙を選ぶポイントとリフォーム費用相場

トイレの壁紙を選ぶポイントとリフォーム費用相場

トイレの壁紙を貼り替えるタイミング

トイレの壁紙を貼り替えるタイミングとは、いつがいいのでしょう？

トイレ本体の裏側のクロスは気が付かないうちに汚れていたり、ほかの部分と色の差が出ていることがあります。そのため、一般的にトイレ本体の交換時期に合わせて貼り替えをお勧めします。

他にも、部屋の湿度や日当たり・室内の温度差がどのくらいあるかによっても劣化具合が変わるため、クロスがはがれてきてから検討される方もいらっしゃいます。

早めの貼り替えがオススメ

トイレに限らず、壁紙には壁面を保護する役割があります。ところが壁紙は経年劣化を起こす消耗品のため、放っておくと壁紙に使われている接着剤も劣化し、壁面に施された下地材まで傷めてしまうので注意が必要です。

下地材が傷んでしまうと補修では済まなくなり、下地自体の交換など、高額な費用がかかる可能性があります。壁紙に劣化症状が出てきたら、なるべく早めに貼り替えた方がいいでしょう。

トイレの壁紙の選び方

トイレはなによりも落ち着ける空間であることが大切です。空間の大部分を占める壁紙は圧迫感のない、くつろげる空間づくりに欠かせません。

壁紙の色や柄はどのように選べばいいのか、ポイントをみていきましょう。

壁紙の色の選び方（薄めの色）

壁紙の色は白やベージュなどの清潔感のある色や、水色や薄いグレーなどの圧迫感を与えない淡い色がおすすめです。

淡くシンプルな色ならば床や天井との境目も目立たず、より広く見せる効果も期待できます。

壁紙柄の選び方（小さな柄）

柄の入った壁紙の場合は、大きな柄よりも小さな柄を選ぶといいでしょう。

大きな柄は狭さを強調させてしまうので圧迫感のない空間づくりには適しません。トイレの壁紙にはなるべく小さな柄のものを選びましょう。

アクセントクロス

ハッキリした色を使いたい、大胆な柄の壁紙にしたいという場合は、アクセントクロスで取り入れましょう。

四面のうち一面だけを好みの壁紙にし、他は白などのシンプルな色にすることで圧迫感を与えることなく、こだわりの空間を作ることができます。

クロスの厚み

リフォームの場合、既存のクロスをはがして新しいクロスを貼りますが、丁寧に作業を進めても若干凹凸が残る場合があります。

そのため、きれいな仕上がりにするためには薄いクロスよりも厚みのあるクロスが適しています。カタログのなかでも「リフォームにおすすめ」と書いてあるものを選ぶとよいでしょう。

トイレの壁紙の機能

トイレの壁紙はデザイン性とともに機能性も併せて選ぶと、より快適な空間づくりができます。優れた機能を持つ壁紙が数多くあるのでご紹介しましょう。

汚れ防止機能

トイレは毎日のように掃除が必要な空間です。そのため、表面にラミネート加工された汚れ防止機能の付いた壁紙なら掃除の負担を軽減できます。

水拭きするだけですぐに汚れが落ちるものや、表面に凹凸加工を施して汚れが付着しにくくなっているものもあります。

防カビ機能・吸放湿機能

トイレはほかの部屋よりも狭く、湿気がこもりやすい空間です。また、間取りによっては窓がないこともあり、カビが繁殖してしまうことも珍しくありません。

壁紙の中には快適な湿度を保つ機能や、カビの発生を抑制する機能を持ったものもあるのでトイレの湿気にお悩みの方におすすめです。

消臭機能・マイナスイオン発生機能

トイレの壁紙として人気が高いのが消臭機能やマイナスイオンを発生する機能を持ったタイプです。

壁紙に配合された光触媒などが臭いを吸収・分解してくれるので、壁紙を貼り替えるだけでトイレの臭いによるストレスを解消してくれます。

トイレの壁紙の貼り替えの費用相場

トイレの壁紙の貼り替えには施工費用と材料費がかかります。1～3畳くらいのトイレであれば施工費用は3万円ほどが相場です。機能性の高い壁紙は単価が高くなる傾向があります。

壁紙以外の内装材

壁紙以外の内装材にはどんなものがあるのか、人気の内装材を一部ご紹介します。

漆喰

トイレの湿気や臭いが気になる場合は壁紙ではなく漆喰にするという方法もあります。漆喰は機能性壁紙のように湿気や臭いを吸収・吸着して快適な空間を保ってくれる他、デザイン性が高いので人気があります。

ただし、壁紙よりも費用が高く、ひび割れなどが起きるので定期的なメンテナンスが必要です。

木材

トイレをナチュラルな雰囲気にしたい場合は無垢材などの木材を使う方法もあります。木の香りが漂う、他にないトイレが完成します。

天然素材なので費用が高額になりますが、腰の高さで切り替える腰壁にするなどの工夫である程度抑えることも可能です。

タイル

タイルならデザインが豊富なうえにブロックなので細かな色の調整ができ、水を弾くのでお手入れが簡単だという特徴があります。

ただし、1枚ずつ手作業で貼り付けるため、費用が高額になります。

石材

大理石などの石材は高級感のある空間を演出するにはピッタリの素材です。

床の材質と違いすぎるとちぐはぐな印象になるので、壁全体でなく腰の高さのあたりで切り替える腰壁にするなどの工夫をするといいでしょう。

石材は高価なので費用は高めです。

まとめ

今回はトイレの壁紙を選ぶポイントとリフォーム費用の相場についてご紹介しました。

トイレはなによりも落ち着ける空間であることが大切です。そのためにまずは壁紙選びから始めてみてはいかがでしょうか？