キッチンのメーカーの代表商品と各社の特徴

キッチンのメーカーの代表商品と各社の特徴

キッチンのシェアは、LIXIL、クリナップ、タカラスタンダードの3社で全体の7割弱を占めています。

LIXILとクリナップは、建築や工務店業界での信用が高いメーカーで、リフォーム産業新聞社が主催している「リフォーム大賞」で1位を競うメーカーです。「リフォーム大賞」は、全国の営業マンとプランナーが最もオススメする商材を選ぶコンテストです。

タカラスタンダードは、安価で耐久性が高いので、賃貸住宅で採用される場合が多いです。

LIXIL(リクシル)

メーカーの特徴

LIXILは、キッチン業界で30％程度のシェアがあり、シンプルなものから意匠性が高いものまで揃っています。

収納や引き出しの使い勝手の良さに特徴があり、斜めに開く扉は通常の扉と比べて7割の力で開く事ができます。

代表商品

LIXILの代表商品は、シエラ、アレスタ、リシェルSIの3シリーズです。その中でも、リシェルSIは無印良品のアートディレクションのデザイナーが携わっていることで有名です。

それぞれのシリーズは、ワークトップや収納扉などのグレードとバリエーションが異なり、価格は、50万～110万程度が相場です。

クリナップ

メーカーの特徴

クリナップは、キッチン業界で20％程度のシェアがあります。ヨーロッパのオーダーメイドキッチンを参考にすることで、1973年に日本で初めてシステムキッチンを開発したメーカーです。

代表商品

クリナップの代表商品は、クリンレディ、ステディア、セントロの3シリーズです。多くの商品で高品質なステンレスを採用しているので、錆びや水汚れ、熱や臭いの付着に強い特徴があり、汚れが落ちやすく、お手入れが楽です。価格は、50万円～140万円程度が相場です。

タカラスタンダード

メーカーの特徴

タカラスタンダードは、キッチン業界で20％程度のシェアがあります。コストパフォーマンスが良く耐久性が高いのが特徴で、個人住宅よりも、賃貸住宅で採用されることが多いです。

代表商品

タカラスタンダードの代表商品は、低価格帯で木製のフェスカ、ホーロー製のエーデル、中価格帯でホーロー製のエマージュ、リテラのシリーズがあり、価格は50万円～120万円程度が相場です。

その中でも人気があるのは、ホーロー製のキッチンで熱や傷に強く掃除がしやすい特徴があります。

パナソニック

メーカーの特徴

パナソニックは、キッチン業界で13％程度のシェアがあります。家電メーカーならではの機能があり、商品開発は女性が参加して主婦の目線や意見を大切にしています。

代表商品

パナソニックの代表商品は、Lクラス、リフォムス、ラクシーナです。独特の形状のシンクやカウンターとの隙間が無いシンク、3口が横並びになったIHコンロなど、便利で画期的な機能を持った商品があり、50万円～120万円程度が相場です。

TOTO

メーカーの特徴

TOTOは、キッチン業界で5％程度のシェアです。水周りのメーカーならではの節水しやすい機能や使い勝手の良い商品が特徴です。

代表商品

TOTOの代表商品は、ザ・クラッソとミッテのシリーズで、この2つしかありません。水をタッチ式で出す機能や足踏みで出す機能、シンク内でゴミが排水口へ自然と流れる機能などがあり、50万円～140万円程度が相場です。

トクラス

メーカーの特徴

トクラスは、キッチン業界で5％程度のシェアです。YAMAHAのグループ会社で、ヤマハリビングテックから社名変更してトクラスになりました。人造大理石は、楽器製造の技術を流用して開発しています。

代表商品

トクラスの代表商品は、BbとBerryです。人造大理石を使用しているので、キズ、熱、衝撃に強く、100色以上から選べる特徴があり、50万円～90万円程度が相場です。

トーヨーキッチン

メーカーの特徴

トーヨーキッチンは、取扱っているリフォーム会社が少なく価格が高い特徴がありますが、高級感があり、スタイリッシュなデザインが魅力です。

代表商品

トーヨーキッチンの代表商品は、inoシリーズで、デザイン性が非常に高く、アイランドキッチンと対面キッチンをメインにしてします。シンクの中に作業台を設けた3Dシンクや4Dシンク、四隅に足を設けて床から浮かせているエアフローなどの機能や特徴があり、80万円～200万円程度が相場です。

まとめ

キッチンの代表的なメーカーは7社あり、それぞれが異なる特徴がある商品を販売しています。価格やデザイン、機能性や使い勝手など、何を重視するかによって、キッチンメーカーの選び方が変わります。

お客様のご要望をお聞きしながら、最適なキッチン選びをお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください。