キッチン天板の主要素材4種類の特徴や交換費用を詳しく解説!
キッチンのイメージは、天板の素材によって大きく変わります。そのため、リフォームする時にどの素材を選べば良いのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、キッチンの天板に使われる各素材の特徴と交換にかかる費用や注意点について詳しく解説していきます。キッチンのリフォームを検討中の方はぜひ参考にしてください。
目 次
天板の主要素材は4種類
キッチンの天板に使われている主な素材は、以下の4種類です。
・ステンレス
・セラミック
・人工大理石
・クォーツストーン
まずは、それぞれの素材の機能性からデザイン性について解説していきます。
ステンレス
クールでスタイリッシュな印象のあるステンレスのキッチン天板は、耐久性や耐熱性、さらには耐水性にも優れていることから、お手入れもしやすいのがメリットです。
また、コストも比較的抑えられるため、採用しているご家庭も多く、キッチン天板の主流とも言えるでしょう。高い機能性が魅力のステンレスのキッチン天板ですが、もしデメリットを挙げるとすれば細かい傷やへこみが付きやすい点です。
ステンレスという素材の特性上仕方のない部分とも言えますが、最近では特殊な加工を施すことでこの弱点を克服した商品も次々発表されています。
ステンレスの天板を採用する場合、天板やシンクなど一部分だけステンレスにするのか、キャビネット部分まですべてステンレスにするのかでイメージは大きく異なります。
セラミック
比較的新しい素材で、近年人気が高まっているのがセラミックのキッチン天板です。セラミックはステンレス同様耐久性や耐熱性、そして耐水性に優れており、扱いやすいのがメリットになります。
セラミックは、金属よりも硬度があるため、包丁の刃が当たったり熱い鍋を置いたりしても傷や跡がつきにくいです。
また、セラミックの色合いや質感はステンレスとは異なり、陶磁器のような高級感があるので、上質な素材を好み、キッチンの天板もインテリアの一つとして考えている方に特に人気のある素材です。
しかし、機能性も高く長く使えるという点では非常に優れていますが、価格も他に比べて高価なため、初期費用がかかるのが難点です。
人造大理石
人造大理石は、大理石のデザインを模して作られた樹脂製の素材のことです。大きく分けてアクリル系樹脂とポリエステル系樹脂の2種類あり、多くのメーカーで取り扱っています。
耐久性に優れており割れにくいというメリットがあるほか、色やバリエーションも豊富で、幅広いラインナップから選べるのも魅力の1つです。ただし、耐熱性がやや低いため、熱した鍋やフライパンを直置きすると変色する可能性があります。
クォーツストーン
クォーツストーンは人造大理石の一種で、砕いた天然石英(クォーツ)をポリマー樹脂で生成しています。
主成分の天然石英を93%以上使用しているため、天然石特有の高級感があり、生成時に色をつけることもできるため、デザインのバリエーションも幅広いです。
また、硬度も高いことから耐久性にも優れているというメリットもあります。
ただし、天然石を多く使用していることから価格が高めであること、成型の幅に制限がかかりやすいことでデメリットと言えるでしょう。
天板の交換工事にかかる費用と注意点
実際にキッチンの天板を交換する際の費用相場や注意点を詳しく解説していきます。
天板の交換費用はいくら?
天板を交換する工事費用の目安は15~25万円前後です。本体費用は5~15万円程度ですが、交換工事の費用として5万円前後かかるほか、以前使用していた天板を処理する費用などが別途必要となります。
仮にキッチン全体を交換するとすれば、選んだ種類にもよりますが大体80~200万円前後の費用が必要となりますが、天板の交換のみであればリフォームも比較的安価で行うことが可能です。
天板のみの交換工事ができないこともある
キッチン全体の交換に比べて天板の交換は、比較的費用を抑えられるのがメリットです。ただし、すべてのキッチンが天板の交換工事ができるわけではありません。
・キッチンの耐用年数を超えている
・使用しているキッチンのメーカーが天板のみの交換に対応していない
・使用しているキッチンの寸法に合う天板がない など
このような場合には天板の交換はできないので注意が必要です。
天板交換DIYは難しいので業者に依頼するのがおすすめ!
天板の素材によっては、木材などDIYに向いているものもあります。しかし、ほとんどの場合重かったり、硬度が高かったりと扱いにくい素材のため、素人がキッチンに合わせてサイズ調整したり接着したり、さらには解体したりするのは非常に困難です。
もし交換できたとしても、不具合が発生する恐れもあるため、天板を交換する際は専門業者に相談するのがおすすめです。
天板を選ぶ時は何を重視するべきか
それぞれの素材によって良さは異なるため、どれを選べば良いのか悩んでいる方も多いでしょう。そこでここでは、選び方のポイントを紹介します。
メンテナンスはしやすいか
キッチンの天板を選ぶ際は、メンテナンスしやすく、衛生状態を保てる素材であるかどうかが大切です。肉や魚など生ものを扱うことも多いため、お手入れしやすく清潔に保ちやすい素材を選びましょう。
また、キッチンは油や調味料が付着し汚れることも多いです。放置すればするほど固まって取れにくくなるため、お手入れが簡単な素材を選ぶことで、日々の負担も軽減できるのでおすすめです。
傷が付きにくいか
キッチンでは、時にはフライパンをぶつけたり食器を落としたりなど、天板に衝撃が加わることも少なくありません。万が一天板に傷が付くと隙間から入り込んだ雑菌が繁殖し、不衛生な環境になってしまう可能性があります。
素材によっては傷が付きやすかったり、欠けやすかったりすることもあるので注意しましょう。同じ素材であってもメーカーによっては特殊加工が施されている場合もあるため、確認しておくと安心です。
耐熱性は優れているか
熱くなったフライパンや鍋をコンロから一時的にどかしたいこともあるでしょう。そのような時、変形したり変色したりと熱に弱い素材だと、いちいち気にしなくてはならないため、不便に感じてしまうことも多いです。
しかし、耐熱性の高い素材であれば、いちいち鍋敷きなどを使用する必要がないだけでなく、万が一熱湯がかかるなどした場合でも変形や変色の心配がないため安心です。
天板を交換する際は優先順位を明確にしよう!
天板の素材は様々ありますが、中でも主要な素材が今回紹介した・ステンレス・セラミック・人工大理石・クォーツストーンの4種類です。それぞれ耐久性や耐熱性、耐水性といった機能性はもちろん、デザイン性も異なるため、選ぶ際はどれが自分にとって重要な要素なのか、優先順位を付けて選ぶことが大切です。
また、天板の交換は、キッチン全体のリフォームに比べて費用を抑えて交換することが可能です。ただし、耐用年数を超えているキッチンでは天板だけ交換してもすぐに不具合が生じ、キッチン全体を交換しなければいけなくなる可能性があります。
さらに、メーカーによっては対応していなかったり、特注で作らなければならず費用がかさんだりすることもあるでしょう。
天板の交換をお考えの方は、ぜひミヤケンリフォームまでご相談ください。交換にどれくらいかかるのか、金額だけ見てもらいたいという方も無料相談・お見積り承っております。