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バスルーム(浴室・風呂)の壁材のリフォーム費用・相場

バスルーム(浴室・風呂)の壁材のリフォーム費用・相場

浴室を長年使っていると、壁に発生したカビや水あか汚れが気になるものです。


「工事期間が長くなるのは嫌!」

「費用をかけたくない!」


などの理由で、バスルームを部分的にリフォームしたいと考えている方のために、浴室の壁のリフォームについて説明させていただきます。

浴室の壁の素材の種類

浴槽の壁に使用されている素材は、大きくわけて3つあります。

■一般住宅に多い素材
・タイル
・樹脂パネル

■宿泊施設や温泉施設に多い
・木

それぞれの素材別のリフォームの方法について、紹介していきます。

タイルの壁のリフォーム

壁にタイルを使ったバスルームは、規格品よりも大きな浴室が多く、ユニットバスにすると空間が狭くなるなどの理由でリフォームを断念する方もいます。

ただ、タイルはカビの発生はもちろん、割れやヒビ、タイルの接着が弱まり落ちてきてしまうなど、美観的にも安全面でもリフォームが必要になってしまうケースもあります。

タイルの補修工事

落ちてしまったり、欠けたりしたタイルを、接着剤を使用して補修を行います。ホームセンターに専用の接着剤があるため、どなたでも簡単に補修することができます。応急処置として作業される方が多いようです。

タイルの再施工

既存のタイルを剥がし、あたらしいタイルを貼っていきます。壁の低い部分、床から1.2m程度の部分の腰壁から下に、タイルが施工してあるバスルームの場合、上の白壁がタイル解体の振動によりひび割れてしまうことがありますので、白壁の補修・塗装工事が必要になります。

タイル工事の場合、ある程度乾燥の時間が必要になります。また、タイルの再施工の場合、2日前後バスルームが使用できなくなる場合があります。そのため、短期間の工事をご希望であれば、下記のリフォーム専用のフィルム(シート)の工事をオススメします

タイルからフィルム(シート)の工事

タイルを壊すことなく施工ができるフィルムのため、短期間で工事が終わり綺麗に仕上がります。フィルム自体が防水・防カビの機能を持っていますので、水回りにも安心です。ただ、フィルムという素材の為、一部施工できない場合もあります。

その他の工事

タイルのバスルームの欠点の一つである「寒さ」についてのお困りであれば、タイルからユニットバスへの交換を強くオススメします。今のユニットバスには、保温効果が高いものがあります。

樹脂系パネルのリフォーム

樹脂パネルのバスルームの場合、方法としては下記の工事があげられます。

樹脂パネルからフィルム(シート)の工事

リフォーム用のフィルム(シート)は見た目がとても綺麗になります。デザイン性にも優れており、木目のフィルムや今のバスルームの色と全く違うお色をお選びいただくことで、新しいバスルームさながらの仕上がりになります。

一方、元の樹脂パネルのカビ対策はできませんので、フィルム(シート)下でカビの繁殖に気づきにくいというデメリットもあります。

塗装工事

塗装工事は、近年のDIYブームによりホームセンターでも「浴室専用塗料」が分かりやすく販売されています。

樹脂パネルの場合、塗料の密着を良くするために、細かな傷をつける研磨作業や塗料の選定など、塗装の効果を長持ちさせるための技術が必要です。

一時的な応急処置であればDIYで十分ですが、少しでも長持ちさせたい場合には専門店にお任せするようにしましょう。

木材の壁のリフォーム

木材が壁に使用されている場合、定期的な塗装工事が必要です。塗装を行うことで壁表面の撥水性が高まり、木材が水分を含みにくくなります。

木の壁の表面にできるカビやシミは、湿気や水分が原因です。塗装を行い、素材を保護することがとても重要です。

また、今の状況によっては、染み抜きなどの下地処理が必要な場合もあります。浴室の壁ということで、触れることの多い木の壁だからこそ、塗料も人体に優しいものを使いたいものですので、専門店にお任せするようにしましょう。

浴室の壁リフォームにかかる期間

お風呂は毎日入る方も多いと思います。そのため、工事期間が短い方がよいですよね。

工事期間は、工事の方法によってさまざまです。例えば、上から新しい壁を張る場合は、工事自体は1日で終わります。但し、工事後、接着剤やコーキングの乾燥期間が必要になりますので、浴室は2日間ほど利用できないと考えてください。また、季節や湿気によって乾燥期間が変わる可能性がございます。

一番期間の長い工事はタイルの再施工です。職人さんの作業の時間はもちろんのこと、乾燥期間や処分するタイルの搬出など非常に手間のかかるためです。

浴室リフォームの注意点

浴室の壁のリフォームは、「今のものを新しくする」のではなく「今の上から新しいものをのせるだけ」という感覚を忘れてはいけません。

つまり、現状の壁にカビが付着していた場合には、新しい壁がそのカビを隠すのであって、根絶するわけではありません。

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