賃貸物件のお風呂リフォームで入居率アップ!気になる費用や工期の目安は?
賃貸物件のリフォームは、入居者を集めるのに効果的です。特に浴室は清潔感や使い勝手の良さを重視する人が多いので、お風呂リフォームにより新しくすることで入居が決まりやすくなる可能性があります。
しかし、工事内容によっては高額な費用がかかったり、工期が長く入居者の応募ができなかったりすることもあるので、しっかり計画を立ててリフォームしていく必要があります。
そこで今回は賃貸物件のお風呂リフォームの費用相場や工期、リフォームの注意点について解説します。
目 次
賃貸物件のお風呂リフォームは3種類に分けられる
お風呂リフォームと言っても、主に3種類の方法に分けられます。リフォームの内容によって費用や工期は変わってくるため、自分が保有する賃貸物件にはどのリフォームが必要なのか考えていく必要があります。
それでは、各リフォームの内容を見ていきましょう。
全体的なリフォーム
ユニットバスをまるごと交換したり、浴槽の交換と周辺の設備を新しくしたりなど、浴室全体をリフォームすることです。
新品に変える部分が広範囲にわたるため、浴室全体のイメージを大きく変えられます。床や壁、天井から浴室、設備までまるごと新しくしたい時に最適です。
部分的なリフォーム
浴室の天井、壁、床など一部を張り替え、もしくは上張りによって機能を改善するリフォームです。劣化している部分をピンポイントで補修する工事なので、全体的なリフォームと比べて工期が短く、費用も安く抑えられるメリットがあります。
浴室のイメージアップや機能を向上させたい時に向いています。
設備リフォーム
シャワーヘッドや水栓の交換、バリアフリー化のために手すりを設置するなど、設備を新しくする工事です。使用頻度やメンテナンスにもよりますが、浴室設備の寿命は10年が目安と言われています。
そのため、新築や前回のメンテナンスから10年以上経過している場合は、検査や設備の交換を検討してみましょう。新しい機能が備わった設備を導入すれば、快適性や利便性が高まるので入居者の満足度も大きくなります。
お風呂リフォームの費用と工期はどれくらいかかる?
賃貸物件のお風呂リフォームをするにあたり、気になるのは費用と工期です。工事内容ごとにどれだけの費用と工期がかかるのか、ここで目安をチェックしていきましょう。
全体的なリフォームの費用相場と工期の目安
浴室全体をリフォームする場合、工事範囲が広いため費用は高くなりやすく、また工期も長くなる傾向があります。工事内容ごとの費用相場と工期の目安は以下のとおりです。
●ユニットバスの総入れ替え
・費用相場:約50~150万円
・工期目安4日程度
●浴槽の取り替え
・費用相場:約10~50万円
・工期目安:1~2日程度
費用は商品のグレードやサイズによっても変わるので注意しましょう。部分的や設備リフォームと比べて高額ですが、すでに浴室や設備の劣化がひどい場合は全体的なリフォームのほうは総額や工期が抑えられる可能性があります。
部分的リフォームの費用相場と工期の目安
部分的なリフォームの工事内容には、浴室塗装や天井、壁、床の張り替えといった工事が挙げられます。
●浴槽塗装
費用相場:約10~20万円
工期:1~2日程度
浴室塗装をすることで、壁や天井の劣化を抑えることが可能です。また、些細な汚れや傷をカバーできるので、手軽に浴室をイメージアップできます。浴室塗装の費用は、塗装範囲の面積や使用する塗料のグレード・機能によって変わります。
●天井、壁、床の張り替え
費用相場:【天井】約4~7万円、【壁】約10~30万円、【床】約5~15万円
工期:1~2日程度
天井、壁、床の張り替えは施工箇所と使う材料の種類によって変動します。例えば、床材であれば樹脂系の相場は5万円程になりますが、タイル系なら10万円以上、木材なら15万円以上の相場になります。
材料ごとの機能や見た目、予算のバランスを考えて使用する材料を選びましょう。賃貸物件の浴室の状態から全体的なリフォームが必要か判断しましょう。
設備リフォームの費用相場と工期の目安
設備リフォームは、お風呂用ドアや水栓・シャワーヘッド、手すりと多岐にわたります。それぞれの相場は以下のとおりです。
●お風呂用ドアの交換
費用相場:【ドアのみ】約5~8万円、【ドア+外枠】7~15万円
工期目安:1日程度
●水栓・シャワーヘッドの交換
費用相場:約2~4万円
工期目安:数時間
●手すりの設置
費用相場:約3~5万円
工事目安:1時間程度
いずれも商品のグレードによって費用は変動します。また、数時間から1日程度で工事が終わるため、劣化や故障があったらすぐに補修しておくと、内見時に入居希望者に良い印象を与えられます。
お風呂リフォームの費用を減らすには?
賃貸物件でもお風呂のリフォームは工事内容によって、大きな費用がかかってしまいます。少しでも費用の負担を抑えたい時は、以下のポイントを意識してリフォーム計画を立てていきましょう。
最低限の工事に留める
不用意な工事を避けたり、適切なグレードを選んだりすることで費用を抑えることができます。例えば、劣化している部分が床だけなら、無理に壁や天井、浴槽を交換する必要はありません。
ただし、部分的なリフォームにより新品の場所だけ目立ってしまうことがあります。費用と見た目の優先順位を考えた上で、業者に見積もりやリフォームのことを相談してみると良いでしょう。
設備交換とリフォームを同時に行う
設備交換とリフォームは同時に行うことで、総合的にリフォーム費用を抑えることができます。別々に工事をするとなると、その分無駄に工期や人件費などが発生します。
しかし、リフォームの際に寿命を迎える設備の交換も一緒に行えば余計な手間とコストを省くことができ、総合的に見ると別々に依頼した時よりも安くなるのです。
賃貸物件のお風呂リフォームする際に気を付けること
賃貸物件のお風呂をリフォームするにあたり、気を付けたいことを3つご紹介します。
利回りをベースに予算を立てる
賃貸物件は収入を得るために保有・運用するものなので、リフォームでも利回りを意識する必要があります。
リフォーム費用が高額になりすぎると、その費用を回収するのに時間がかかってしまいます。費用回収のために相場から外れた家賃を設定すれば、今度は入居者が現れない状態になってしまう可能性があるでしょう。
そのような事態を回避するためにも、賃貸物件の利回りからリフォームにどれだけお金をかけていいのか判断することが大事です。
リフォームのタイミングに要注意
入居者が殺到しやすい引越しシーズンにお風呂リフォームをするのは、期待損失につながる可能性があります。
数字時間や1日以内に終わる工事であればあまり影響はありませんが、全体的なリフォームのような工期が長くなる場合は、その間入居者の募集が難しくなります。
また、入居者がいる状態で工事を行うケースが多くなるため、工期が長いと他の入居者がお風呂を使えない期間も長くなってしまいます。事前に工事の告知を行い、近場の銭湯や入浴施設を案内するといった配慮が必要です。
お風呂のリフォームで賃貸物件の快適性を向上させよう
お風呂は劣化や汚れやすい部分なので、リフォームにより機能や印象を良くすることで、入居率アップにつながる可能性があります。
全体的な工事が必要か、部分的や設備交換だけ良いのかどうかは、浴室の状態によって異なります。印象を良くしたいからと全体的なリフォームを選ぶと、工期が長く、費用もかさんでしまいます。
まずは賃貸物件の浴室リフォームの実績が多い業者に点検してもらい、リフォームが必要な部分を把握することから始めましょう。そうすることで、無駄のないお風呂リフォームをすることが可能になります。
適切なお風呂リフォームで賃貸物件の快適性や付加価値を向上させ、入居率アップにつなげていきましょう。
賃貸物件の浴室リフォームくをご検討の方は、ミヤケンリフォームまでお気軽にご相談ください!
お客様のご予算に合わせてお見積りや工事内容のご提案をさせていただきます。