マンションのお風呂をリフォーム！費用や注意事項・おすすめのメーカーを紹介します

マンションのお風呂をリフォーム！費用や注意事項・おすすめのメーカーを紹介します

マンションのお風呂をリフォームする年数はどれくらい？

まずは、マンションのお風呂をリフォームする年数はどれくらいなのか目安の年数を解説していきます。マンションのお風呂を交換する目安は、15年～20年です。なぜなら15年～20年ほどすると蓄積された汚れが気になるようになるからです。

また、換気扇や水栓・配管・給湯器などの設備に不具合が生じやすくなります。配管や床下などは自分で掃除・修理できない場所なため、お風呂を交換する必要があります。

一戸建てであれば、お風呂が故障して漏水しても階下の人に迷惑をかけることはありません。しかし、マンションの場合は2階以上に住んでいる場合は階下の住人に迷惑をかけてしまいます。

そうなる前に、適切な時期でお風呂のリフォームを行いましょう。

マンションのお風呂のリフォームにかかる期間・費用の目安は？

マンションのお風呂のリフォームにかかる期間・費用の目安を紹介します。ユニットバスを交換する場合と、在来浴室からユニットバスにリフォームする場合の2つのパターンを見ていきましょう。

【ユニットバスを交換する場合の目安】
期間：1日～4日
費用：85万円～200万円

ユニットバスからユニットバスへ交換する場合、パーツを組み立てて工事を行います。在来浴室からのリフォームより簡単なため、工事期間が短いのが特徴です。

お風呂のリフォームに手慣れた職人が作業をした場合なら、最短1日で工事が完了します。窓枠や梁の加工を行う場合は、2日かかることもあります。

【在来浴室からユニットバスにリフォームする場合の目安】
期間：3日～6日
費用：105万円～220万円

在来浴室からユニットバスへのリフォームは、手間がかかるため工事期間が長くなりがちです。なぜなら、ユニットバスを設けるためのスペースを確保する必要があるからです。

また、排水トラップを掘らなければならず、モルタルやタイル作業も生じます。こうした工事も行わなければならないため、在来浴室からユニットバスへのリフォームはかかる費用も高くなります。

【リフォーム次第では補助金が適用されることも◎】
マンションのお風呂のリフォーム費用は、85万～220万円ほどかかります。高額な工事となるため、使える補助金制度があれば活用するのがおすすめです。

国や地域で行っている住宅改修制度が利用できれば、補助金が給付されます。お風呂のリフォーム前に事前申請が必要となるため、利用できる制度があるか調べておきましょう。

マンションのお風呂をリフォームする際に注意すべき3つの事項

①管理会社や管理人にリフォーム申請を事前に行う

マンションのお風呂のリフォームを行う場合、管理組合の理事長に承認を得る必要があります。そのため、お風呂のリフォームをする前に管理会社や管理人にリフォーム申請をしましょう。

事前に申請せずにリフォームすると、工事が中断されたりトラブルになったりする可能性があるので注意してください。

②リフォーム前に近隣住民に挨拶をしてもらう

お風呂の工事を行う1週間前に、左右の隣の部屋と上下の階に住んでいる人に挨拶をしましょう。工事の内容・工事の日にち・工事をする時間を業者の方に伝えてもらってください。業者が挨拶に行かない場合は、自分で挨拶に行く必要があります。

特に、在来浴室からユニットバスへリフォームする場合は斫り工事を行うため、騒音が発生します。挨拶をせずにリフォームしてしまうと、騒音トラブルにつながりかねません。

③お風呂だけでなく給湯器のリフォームも考える

古い給湯器を使用している場合、お風呂のリフォームの際に給湯器が故障することがあります。お風呂のリフォームと同時に給湯器の交換を行うことで、別々に工事をするよりお得に工事ができます。

給湯器を故障させないためにも、お得に工事をするためにも、10年以上給湯器を使っている場合には給湯器のリフォームも考えましょう。

4.マンションのお風呂をリフォームする際のQ&A

マンションのお風呂のリフォームをする際に多いQ&Aを3つ紹介します。参考にしてみてください。

Q.お風呂のリフォームの流れを教えてください。

マンションのお風呂をリフォームする際の流れは、以下の通りです。

管理会社・管理人にリフォーム申請→業者にリフォームの相談→現場確認→現地調査・見積り→契約→工事

また、必要に応じてリフォームの補助金申請を事前に行いましょう。

Q.元のサイズよりお風呂を大きくできる？

お風呂を大きくできるかどうかは、壁裏スぺースに余裕があるのかや配管の経路がどうなっているのかによって決まります。

現場調査をして判断する必要があり、お風呂を大きくできるかどうかは写真で見ただけでは分かりません。

ユニットバスからユニットバスへの交換なら、大きいサイズに交換できることもあります。

Q.追い焚き機能を付けたい

マンションのお風呂をリフォームする場合、追い炊き機能を設けるのは難しいです。追い焚き管が2本必要となるため、給湯器から浴槽まで距離がある場合、追い焚き管の新設ができません。更に、マンションでは構造部を傷つけるような工事が認められていません。

追い焚き管を新設するとなると、構造部に穴をあけなくてはならないため、管理規約により不可能なことも多いです。追い焚き機能を設けるのが難しい場合には、高断熱浴槽のお風呂にリフォームをするのがおすすめです。

5.マンションにおすすめのお風呂のモデルを紹介！

マンションにおすすめのお風呂を2つ紹介します。どのお風呂を採用すれば良いのか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

TOTO ひろがるWY（Tタイプ）

1つ目に紹介するのは、TOTOの「ひろがるWY（Tタイプ）」です。このユニットバスは、標準で「ほっカラリ床」や「魔法びん浴槽」が採用されています。

床がひんやりせずに掃除がしやすいのが、ほっカラリ床です。

魔法びん浴槽は4時間経っても浴槽のお湯の温度が2.5℃しか下がりません。

追い焚き機能がないマンションでは特にありがたい機能です。ミドルクラスのユニットバスを検討している人におすすめです。

LIXIL マンション用スパージュ（CZタイプ）

2つ目に紹介するのは、LIXILの「マンション用スパージュ（CZタイプ）」です。このユニットバスには肩湯や腰湯が付いており、お風呂でゆっくりリラックス・疲労回復ができます。

また、汚れが付きにくく滑らかな肌触りの人造大理石が浴槽の素材に使用されています。

TOTOのひろがるWY（Tタイプ）同様に、床の冷たさを感じにくく掃除がしやすい仕様です。ダブル保温のサーモバスとなっているため、4時間経っても浴槽のお湯の温度が2.5℃しか下がりません。

ハイエンドタイプのユニットバスを採用したい人やお風呂でリラックスしたい人に非常におすすめです。

6.マンションのお風呂リフォーム総括！

マンションのお風呂の交換目安は、15年～20年です。給湯器を10年以上使用している場合は、給湯器も一緒に交換してもらうのがおすすめです。別々で工事をするよりもお得に工事ができ、給湯器の故障を防げます。

マンションでは、追い焚き機能付きのユニットバスを設けることは難しいです。そのため、保温性能が高いお風呂にリフォームするとお湯の温度が下がりにくくなります。

マンションのお風呂をリフォームする際には、管理会社や管理人に申請をし、近隣住民に挨拶をしてから工事をしましょう。