キッチンリフォームを成功させよう!押さえるべきポイントや失敗事例とは?
豊田 芹華
キッチンが古くなったことで、不便さや不満を感じ、リフォームを検討する方は多いでしょう。
リフォームをすれば、現状の不満を解消でき、使いやすくおしゃれなキッチンに生まれ変わらせることができます。
しかし、リフォームでは思わぬ失敗をしてしまうケースもあるため、成功するためのポイントを押さえながらプランを考えていきましょう。
そこで今回は、キッチンリフォームで押さえておくべきポイントやよくある失敗事例、業者選びのコツを紹介します。
キッチンリフォームで失敗したくないという方は、ぜひ参考までにご覧ください!
1.現状のキッチンの不便な点を洗い出す
まずは、現状のキッチンに対する不満や悩みを洗い出してみましょう。
キッチンに関する代表的な不満・悩みには、以下のものが挙げられます。
・デザインが古くインテリアに合っていない
・キッチンの空間が狭い
・収納が少ない
・キッチン設備が古くて使いにくい
・家事動線が悪い
・収納が少ない
・家族とコミュニケーションがとりにくい
・掃除がしにくい
見た目からレイアウト、設備の不良、快適性、手入れのしやすさまで、古いキッチンには様々な不満・悩みがつきものです。
家族で今のキッチンの問題点は何か、じっくり話し合って洗い出してみてください。
2.理想のキッチンのイメージを考える
現状のキッチンの不満・悩みが明確になったら、次に理想のキッチンのイメージを考えていきます。
イメージを膨らませる際は、本・インターネット検索・SNSから画像や施工事例をチェックするのがオススメです。
様々な画像・事例を見る中で、理想に近いキッチンが見つかるでしょう。
また、画像があると家族内でどんなキッチンにしたいのかを共有することができ、さらに施工業者に依頼する際にもやり取りがスムーズに行うことができます。
予算やキッチンスペースの広さなどを考慮すると、全ての要望を叶えることは困難です。
解消したい不満・悩みや要望に対して優先順位をつけることで、予算内に収めながら問題点を解消した理想のキッチンにリフォームできます。
3.キッチンのレイアウトを考える
理想のキッチン像がある程度明確になったら、次にキッチンのレイアウトを考えていきます。
どのようなレイアウトにするかによって、使い勝手の良さや家事動線は大きく異なりますので、最初に洗い出した不満・悩みも考慮しつつ、どのようなレイアウトにしたいのか考えていきましょう。
独立型にするか、オープン型にするか
キッチンは独立型、オープン型に大きく分けられます。
独立型はキッチン周りが壁やドアが覆われた個室タイプのキッチンです。
完全に独立した状態なので、キッチンの中を来客者に見られる心配がなく、料理のニオイや煙などを他の部屋に漏らさないことがメリットになります。
ただし、閉鎖的になるため、調理中は家族とコミュニケーションがとりにくいことがデメリットです。
オープン型は、リビングやダイニングとつながりがあるオープンなキッチンになります。
開放的なキッチンを求める人や家族とコミュニケーションをとりながら料理や片付けを行いたい人に適したタイプです。
オープン型では、ダイニング・リビングと向かい合うようなレイアウトでキッチンが設置される対面型が人気です。
デメリットとして、料理のニオイや煙が部屋に広がる、水撥ねや油ハネで周辺が汚れやすい、リビング・ダイニングからの中が見えやすいなどが挙げられます。
それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、どのようなレイアウトにしたいかを検討しましょう。
キッチンの主な種類
システムキッチンのコンロ・ワークトップの配置にも様々な種類があります。
種類によってメリット・デメリットがあるので、あらかじめ特徴を理解しておきましょう。
【I型】
シンク・作業台・コンロが一列に並んだスタンダードなレイアウトのキッチンで、対面型としても、壁付けで配置することも可能です。
対面型にする場合、キッチンの手前にカウンターを設けるタイプが多く、ダイニング・リビングとキッチンの境を簡易的に区切ることが可能です。
手前にカウンターがあれば、シンクや作業台などが見えづらくなるので、来客者の目に付きにくくなるメリットがあります。
壁付けのI型キッチンは、省スペースで設置できるメリットがあります。
シンクやコンロも壁と対面する形で設置されるため、水撥ねや油ハネで汚れる範囲が限定され、お手入れの手間も少なくなるでしょう。
ただし、対面型よりもよりオープンなレイアウトとなるため、ダイニング・リビングからキッチンが丸見えになってしまうことがデメリットです。
【セパレート型】
セパレート型は作業スペースが二列になっているのが特徴で、シンクとコンロが通路を挟み、別々に設置されます。
他のタイプと比べて作業動線が短く、冷蔵庫をコンロとシンクの両方から近い位置に配置できるので、家事動線に優れていることが大きなメリットです。
また、広い作業台を確保しやすく、複数人が同時にキッチンを使う際にも便利なレイアウトになります。
さらに、作業スペースが広いので、余ったスペースは電子レンジや炊飯器などの調理家電をまとめて置くことも可能です。
ただし、セパレート型にする場合、設置するためにはある程度の広さが必要になるので、スペースに余裕がない場合、リビングを圧迫してしまう可能性があります。
リビングを広めにしたい場合、ダイニング・リビング側に設置するキッチンの手前、または横にカウンターやテーブルを設置すればダイニングスペースの省スペース化が可能です。
【L型】
L型キッチンは、名前のとおりL字型に配置されるキッチンです。
北欧デザインやカントリースタイルなど海外風のインテリアとも相性が良く、また壁付けでの配置や対面形式と好みにレイアウトできます。
シンクとコンロを90度で向かい合う形で設置できるため、シンク・コンロ・冷蔵庫の作業動線を短くすることができ、セパレート型と同じく作業スペースが広いというメリットもあります。
L字型は設置にある程度の広さが必要になること、コーナー部分がデッドスペースになりやすいことがデメリットです。
特にコーナー部分の活用方法を考えておかないと無駄なスペースが生まれてしまうため、リフォーム後に後悔する可能性があるので、大きめの調理家電の設置や調味料類をまとめておくなど、デッドスペースの活用方法を決めた上でL字型キッチンを検討しましょう。
【アイランド型】
小島のようにキッチンを完全に独立する形で設置するレイアウトです。
四方に壁がないので、どの方向からもキッチンに入り、調理や配膳ができ、複数人でも作業や配膳がしやすいキッチンにすることが可能です。
デザイン面でもおしゃれなので、思わず人に見せたくなるキッチンです。
ただし、キッチンのタイプの中でも開放感がありますが、ダイニング・リビングからキッチンが丸見えになってしまう点がデメリットです。
そのため、生活感をなくすためには、常にキッチン周りを整理整頓や掃除することが求められるでしょう。
また、アイランドキッチンを設置するためは広さも必要になるので、ダイニング・リビングを含めて省スペースだと実現が難しい点にも注意してください。
4.必要な設備・オプションを決める
キッチンは様々な設備で構成されており、またオプションを追加することで、使いやすさをアップすることができます。
キッチンリフォームをする際は、設備・オプションも決めておきましょう。
どれも魅力的なシステムですが、あれもこれも追加すると費用がかさんでしまうため、必要な設備・オプションに絞り込むことが大切です。
ここでキッチンの主な設備やオプションを紹介します。
シンク
シンクはキッチンを構成する設備の1つです。
ステンレス製やホーロー製など素材の選択肢は豊富で、形状もシンプルな形状からシンクを分けて使えるダブルボウルなどがあります。
素材や形状によって耐久性やお手入れのしやすさ、デザイン性、価格などが異なるため、総合的に見て、我が家に合ったものを選びましょう。
水栓
水栓のタイプも様々な種類があるので、デザインや機能性に考慮して選びましょう。
例えば、レバーの位置だけでも上部に付いているタイプや下に付いているタイプ、横に付いているタイプがあります。
また、センサーで吐水・止水できる水栓や、ボディにタッチするだけで吐水・止水できる水栓も選択可能です。
蛇口の形状もストレート型や湾曲しているタイプ、L型やU型、シャワーやホースが引き出せるタイプもあります。
水栓に浄水カートリッジが内蔵された水栓であれば、常に浄水を出すことができるなど、細かい部分にもこだわることで、使い勝手がよく洗練されたキッチンにできます。
コンロ
コンロはガスコンロとIHの2種類に分けられます。
ガスコンロは強い火力を出せることがメリットですが、お手入れがしにくい点がデメリットです。
IHは火を使わないので高齢者や小さな子どもがいる家に適しており、お手入れもしやすいメリットがあります。
ただし、IH専用の鍋やフライパンを使わないと火災の原因となるので注意が必要です。
オール電化の家であれば、IHコンロしか使用することはできません。
ガスを使っている場合、生活スタイルや調理スタイルの好みに合わせて、ガスコンロにするか、IHにするか検討しましょう。
収納・パントリー
キッチンにはキャビネットや吊り戸棚などを設けることができ、あらかじめ何を収納するのか決めておくことで、収納スペースの計画が立てやすくなります。
また、キッチンの雰囲気に合わせて食器棚を造作してもらったり、パントリーを作って収納スペースを拡張したりすることもオススメです。
色やデザインなどにもこだわることで、おしゃれなキッチンにリフォームできます。
レンジフード
レンジフードには、壁掛け型・シロッコファン型など様々な種類があります。
また、全自動お掃除機能やノンフィルター型など、日々のお手入れの手間を軽減してくれる製品もあり、特に汚れやすい設備なので、お手入れのしやすさを重視して選ぶと良いでしょう。
ビルトイン食洗器
食器洗いの手間を軽減したいのであれば、ビルトイン食洗器もオススメです。
ただし、導入してみたものの使う機会が少ないと、無駄な設備となってしまいますので、本当に利用するのか、より予算をかけたい部分はないかなどを検討してから選ぶようにしましょう。
5.キッチンリフォームでよくある失敗事例と対策方法
せっかくキッチンをリフォームしたのに、実際に使ってみて失敗だったと感じるケースもあります。
この章では、よくある失敗事例を紹介します。
キッチンの高さが合わない
キッチンの高さが家族の身長に合わず、かえって使いにくくなってし待ったという事例です。
一般的にキッチンの高さは身長÷2+5cmで考えると良いとされています。
よくキッチンを使う方の伸長を基準に、使いやすい高さのキッチンを選ぶことが大切です。
また、ショールームで実際の高さを確認すると、工事が終わってからサイズが合わなかったというような失敗を避けることができます。
作業スペースが足りない
リフォームしたものの、作業スペースが狭く、使い勝手が悪いというようなケースもあります。
キッチンはサイズに規格があるため、ショールームで作業しやすいサイズか確認することが大切です。
また、レイアウトによっても作業スペースの広さは異なりますので、他のもキッチンの使い方をよくシミュレーションして、作業スペースを確保するための工夫を考えていきましょう。
収納が使いにくい
収納が足りない、使いにくいという失敗もよくあります。
キッチンに何を、どこに、どのくらい置くのかイメージができていないと、収納が足りないという事態になりやすいです。
リフォーム計画の段階で収納計画を立てると、失敗を防ぐことができます。
また、吊り戸棚は高い位置に設置するため、ものの出し入れが大変になってしまったというお声もあります。
あらかじめ使い方を考えて設置したり、昇降式を採用したり、他の収納方法を検討した上であえて吊り戸棚を設置しない方針にするなど、慎重に計画を立てましょう。
6.キッチンリフォームの業者を選ぶ際のポイント
キッチンリフォームを成功させるためには、信頼できる業者を選ぶことも重要なポイントです。
リフォーム業者を選ぶときには、以下の点に注意しましょう。
・専門性や提案力に優れている
・施工実績が多い
・見積書の内容がわかりやすい
・クチコミの評価が高い
キッチンに関する知識が豊富で、要望に合わせた提案ができる業者を選ぶと理想のキッチンを作ることができます。
また、キッチンリフォームの実績が多い業者は、高品質な施工に期待でき、要望に対しても柔軟に対応してもらうことが可能です。
見積書の内容が明朗で、細かい内訳も丁寧に説明してくれる業者だと安心して依頼できます。
他にもGoogleクチコミなどをチェックして、お客様のお声などを見て、評判の良い業者を探しましょう。
複数の業者を比較し、上記の条件に当てはまる信頼できる業者を選ぶことがキッチンリフォームを成功させるために重要です。
7.まとめ
キッチンをリフォームを検討し始めたときは、まずは現状のキッチンの不満を考え、施工事例を参考にしながら理想のキッチンを考えていきましょう。
キッチンリフォームは失敗も多いので、失敗事例をチェックしたり、キッチンのタイプやレイアウト、設備に関する情報も収集したりして、慎重にプランを考えていくことが大切です。
また、リフォームには専門性が求められるため、知識や実績が豊富な信頼できる施工業者に相談して、キッチンリフォームを成功させましょう。
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