ダイニングリフォームをしたい方注目!費用や間取りについて解説
豊田 芹華
ダイニングは家族団らんの時間を過ごす空間ですので、少しでも快適で居心地の良い場所にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
それでも、どのくらいの費用がかかるかわからない、何からイメージすればよいのかわからないというお悩みも見かけます。
そこで、この記事ではダイニングリフォームの費用や間取りについて解説しているので、ぜひ参考までにご覧ください!
1.ダイニングはどんな空間?
ダイニングはダイニングルームの略であり、食事をするための部屋や空間を意味しています。
食寝分離により寝る場所と食事をとる場所は分けられましたが、その代わりに食事を作る場所と食べる場所が一緒になりました。
間取りではダイニングを「D」と表記していて、リビングダイニングなら「LD」、ダイニングキッチンなら「DK」となります。
ダイニングは、ダイニングテーブルを置いて食事をする場所ですが、昔の日本ではダイニングテーブルを作業台や朝食などを簡単に食べられる場所としても使われていました。
夕食の際は、基本的に座って食べていましたが、今ではダイニングテーブルで全ての食事を済ませる家庭も多いでしょう。
また、ダイニングテーブルを使うことなく床に座って食事をするご家庭も増えてことから、時代の流れによってくつろげる空間などを一緒にしたリビングダイニングという間取りの変化があったと考えられます。
このような流れでできたリビングダイニングは、その名の通りリビングとダイニングが一緒になった空間です。
リビングとダイニングを分けずに1つの部屋や空間として完結したことで、近年多くのお家で間取り取り入れられるようになりました。
2.ダイニングのベストな広さは?間取りを考える際の注意点を紹介
ダイニングという空間を確立して設ける場合、どれくらいの広さがあると便利でしょうか?
ダイニングの間取りを考える際には、以下の点に注意してみましょう。
・ダイニングテーブルの広さを考える
条件によって異なりますが、ダイニングは最低限4.5~6畳程度の広さがあると良いとされています。
家族の人数にもよりますが、4人がけの椅子とテーブル(120cm)を配置した場合、人が通れる幅を60 cm以上にすれば最低限の広さが確保できます。
これは、1人当たりの空間を約60 cmと計算したため、2人並べば120 cmになるということです。
ダイニングテーブルを検討している際には、ダイニングテーブルの広さにも注意してみましょう。
・キッチンや階段などの導線を意識する
間取りによっては、ダイニングがリビングや階段などの導線上にあることも多いため、必要な広さを確保しなければ使いにくさを感じやすいです。
平屋の場合、ダイニングを挟んで寝室や子ども部屋などに行く間取りも多いです。
他の部屋に隣接している場合、扉が多くなってしまい、家具のレイアウトが考えにくいこともあるでしょう。
動線となる場合は、ダイニングの広さをテーブルがあっても邪魔にならないくらい余裕をもたせるようにすると、スムーズに移動することができます。
・開放的にしたいならダイニングを作らない
広さや余裕のあるスペースにしたいなら、あえてダイニングを作らないという選択肢もあります。
限られた空間しかない場合は、ダイニングを設けないことでその分を他のスペースに変えられ、ダイニングテーブルなどの購入費もなく、置ける家具の大きさも幅広くできます。
狭かったり、十分なダイニングスペースが確保できなかったりする場合は、ダイニングではなく独立したキッチンルームが向いています。
・家族構成やライフスタイルを考える
ダイニングを検討する際には、家族構成やライフスタイルについても考えましょう。
ダイニングという空間は、居心地が良くて自然と家族が集まってくるような間取りにする必要があります。
例えば、2人以上で料理をすることが多いご家庭では並んで立っても、ゆとりのあるスペースが取れるダイニングキッチンを検討すると良いでしょう。
また、料理に集中したい、食事中にキッチンを視界に入れたくないという場合には、ダイニングからキッチンが見えにくくする工夫も必要です。
3.ダイニングリフォームで行われる工事は?
ダイニングリフォームを検討している場合、どのような工事が行われるのでしょうか?
ここでは、ダイニングリフォームの工事内容についてご紹介します。
・内装工事
ダイニングリフォームの際には、内装工事が欠かせません。
内装工事は建物の構造を大きく変えることがなく、クロスやフローリングの交換などで大きくイメージや雰囲気を変えることができます。
ダイニングの場合、キッチンの煙や油汚れ、食事などの汚れが付きやすい環境になりやすいので、内装工事によって、壁やフローリングに汚れが付きにくい素材に変えると掃除も簡単になります。
また、内装工事では照明などの変更も可能で、ダイニングテーブルを置く場合、天井に複数のダウンライトの設置やペンダントライトで照明器具を変えることでダイニングの印象も変わります。
食事が楽しく、美味しそうになるような照明を設置するだけでも雰囲気を変えられるのでおすすめです。
そのほかにも、IHクッキングヒーターやホットプレートなどを活用する場合、ダイニング周辺にコンセントを配置すると使い勝手もアップします。
・造作家具
ダイニングのリフォームでは、造作家具(家具工事)も可能です。
造作家具は、オーダーメイドの造り付け家具を意味するもので、リフォーム時に市販の家具から造作家具の変更もできます。
リフォーム後のダイニングの広さや空間に合わせてオリジナルで製作するのでメリットも多くなるのが特徴です。
造作家具には、大工工事と家具工事があり、大工工事なら現場に材料を直接運んでその場で確認しながらダイニングの内装などに合わせて枠組みを作って施工します。
家具工事の場合は、工場や工房などで家具を一度製作してから現場に搬入して取り付ける方法です。
ダイニングのリフォームに合わせて製作と設置をするので、空間やデザインが統一できます。
インテリアとのバランスも良く、機能性においても充実させることができるでしょう。
既製品ではないので空間の使い方も自由にできるので、ダイニングに十分な空間が設けられない場合には利便性も高いです。
さらに、使いやすさや仕様についてもオーダー可能なので、主に使う方の身長や利き手などにも対応できます。
ペットや小さいお子様、ご年配の方にも配慮した家具となるので配慮に関しても細やかに対応できるのも魅力です。
・木工事
木工事とは、構造躯体工事や造作工事を意味します。
木を組み立てたり、加工したりする作業であり、大工が中心となって行うもので、住宅の構造を支えて安全な空間を守ることができます。
リフォームの際には、間取りの変更などで木工事が行われることがあり、間仕切りなどの新設、撤去なども含まれます。
ダイニングのみのリフォーム工事では、間取りの大幅な変更などがなければ行わないケースもあります。
・リノベーション工事
リノベーション工事は、今の状態に新たな機能性を持たせるという意味で使われます。
間取りの変更や設備の改修工事、自由な設計変更など、元ある状態から大幅な変更を行うことを意味します。
内装などのデザインだけでなく、配置や広さを変えてこれまで以上に価値観を生み出すものがリノベーションです。
ダイニングの雰囲気を変えるための工事となれば、リノベーションを選択するのが良いでしょう。
4.ダイニングリフォームの流れ
ダイニングリフォームはどのような流れで進んでいくのでしょうか?
最初に、リフォームの流れについてみていきましょう。
【ダイニングリフォームの流れ】
①イメージを固めていく
②費用、工事範囲、予算を決めていく
③いくつかの業者から選び、打ち合わせをする
④見積もりを依頼して内容や費用を検討する
⑤業者を決める
⑥リフォーム期間、範囲、費用など細かな打ち合わせをする
⑦最終的な金額、支払い方法の確認
⑧リフォーム工事契約
⑨工事開始
ダイニングリフォームは、このような手順で進んでいきます。
手順通りに行うことで、安心して工事を進めることができますので、業者と流れを確認しながらリフォームを行いましょう。
5.工事を実現させるためのポイント
この章では、ダイニングリフォームを成功させるためのポイントをを紹介します!
・希望するダイニングのイメージを固める
ダイニングをリフォームする場合、どのようなダイニングを希望するかをきちんとイメージしておきましょう。
ダイニングは、キッチンやリビングを組み合わせて「LDK」「L・DK」「LD・K」の組み合わせができます。
「LDK」は、リビング、ダイニング、キッチンが全て一緒になったスタイルで、1つの空間を広く使う間取りです。
対面キッチンにしたい場合には、この形が中心となっています。
「L・DK」では、リビングとダイニングキッチンにして仕切りを加えた形です。
間仕切り、パーティション、スクリーンウォールなどを付けて開閉自由な形になります。
「LD・K」の場合、料理している空間が他から見えないように、キッチンを独立させることを重視し、リビングなどでくつろげる空間を作る形です。
リビングとダイニングも間仕切りで分けられるようにして、同じ空間でも独立できるのが特徴です。
このように、ダイニングから他の空間にする場合はどのような形にするかをイメージしておきましょう。
・費用相場を知っておく
リフォームの際には、費用の相場についても知っておくことが重要です。
ダイニングなどのリフォームでは、壁、床、天井などの内装を変えますが、使用する素材のグレードによって費用が変わってきます。
天井や壁の内装を一新する場合、一般的にビニールクロスを使用します。
ビニールクロスの張り替えに関しては、材料費に加えてはがして貼る工程に加えて、処分費用を含めると約10万円~15万円程度とされています。
油汚れが付きにくいなど、特殊な壁紙を選んだ場合は30万円~かかることもあるでしょう。
どのような壁紙を使用するかによって金額も変わってくるので何を重視したいかで選ぶようにしましょう。
また、床については、現在の床材が傷んでいる程度であれば上張りだけでも問題ありません。
現在のフローリングに5mm程度の上張りをするので、少し床が高くなる程度で違和感もないでしょう。
ただし、下地が傷んでいる場合はフローリングの張り替えも検討しなければなりません。
フローリングに選ぶ素材によって、金額も変わってきます。
現在の床の状況を点検してからになるので、最初に上張りだけか交換にするかを決めておくだけでも良いでしょう。
床の上張りなら約15~20万円、張替えとなると約40万円~かかってきます。
・業者は複数から選ぶ
ダイニングなどのリフォームでは、複数の業者に見積もりをお願いするのがポイントです。
1社だけで決めてしまうのではなく、複数の業者に依頼することでおおよその金額の相場もわかります。
リフォーム会社の選び方ではリフォームの内容に適した業者かどうか、今までの実績を把握する、建築資格保有者がいるか、保証内容はどうなっているかなどをチェックしてみましょう。
さらに、検討しているリフォーム業者の施工事例を確認することで、過去の実績を確認して依頼したい内容と合っているか、理想とするリフォーム実績があるかを把握してみましょう。
実績が豊富かどうかによって経験の有無も変わり、安心して任せられるかということも判断できるので、これらも同時にチェックしておくと選びやすいです。
また、リフォーム業者選びの際に、建築資格保有者がいるか、建設業の許可があるかも確認しておきましょう。
この許可に関しては、軽微な建設工事以外の工事をする業者に必要なもので、大規模な工事を請け負える技術があるかの判断基準にもなります。
建築資格の保有者については、リフォームに関する知識があって理想に合ったプランを提案してくれるかの判断にもなるのでチェックしておきましょう。
保証内容に関しては、リフォーム後も安心して生活するために必要なものです。
キッチンなどの設備に対して10年保証などしてくれたり、住んでいるうちは無料修理や交換に対応してくれたりなど、サービスがどれだけあるかも確認しておくと安心でしょう。
これらを踏まえて、複数社に見積もりを依頼し、金額だけでなくサービス内容も確認しながら選んでみてください。
6.まとめ
今回は、ダイニングのリフォームについて紹介してきました。
ダイニングは家族の人数や使い方によって広さが異なります。
また間取りによって意識するポイントも異なってくるため、ライフスタイルなども含めて検討が必要です。
ダイニングリフォームの際の流れやポイントを把握して、最も適した業者を選んでみましょう。
ミヤケンでもダイニングリフォームを行っておりますので、ご検討中の方はぜひ弊社にお問い合わせくださいませ!
ホームページから無料お見積もりをご依頼いただけます!
▼無料WEB問い合わせはコチラから!▼
「電話はあまりしたくない…。」
「概算だけでも知りたい…。」 という方は、ぜひホームページからお問い合わせください!
▼お電話でのお見積もり依頼をご希望の方はコチラ▼
フリーダイヤル 【0120-05-3838】
ミヤケンリフォーム館 【027-243-3838】
※来店予約は24時間受付しております。 ※営業時間は10:00~18:00です。
【ミヤケンリフォーム館】 〒371-0013 群馬県前橋市西片貝町4丁目22−3
▼LINEからの無料お問い合わせはコチラ▼
専任のスタッフと直接やり取りが可能なLINEを活用して、いつでもお気軽にお問い合わせいただけます!
「写真を送って現状を見てもらいたい。」 「匿名で概算だけ聞きたい。」 という方は、ぜひ無料LINE相談をご利用ください!
最近の記事
月別アーカイブ
- 2024年11月(3記事)
- 2024年10月(14記事)
- 2024年9月(9記事)
- 2024年8月(8記事)
- 2024年7月(6記事)
- 2024年6月(11記事)
- 2024年5月(14記事)
- 2024年4月(17記事)
- 2024年3月(12記事)
- 2024年2月(3記事)
- 2024年1月(7記事)
- 2023年12月(2記事)
- 2023年11月(2記事)
- 2023年10月(4記事)
- 2023年9月(5記事)
- 2023年3月(1記事)
- 2022年6月(1記事)
- 2021年11月(4記事)
- 2021年7月(4記事)
- 2021年6月(5記事)
- 2021年5月(2記事)
- 2021年4月(2記事)
- 2021年3月(2記事)
- 2021年2月(3記事)
- 2021年1月(2記事)