【2025年最新版】温度によってエコキュートに問題が!?最適な給湯温度やトラブルの事例をご紹介
庭野 亜優
高効率でお湯を沸かし、家計にも環境にも優しいエコキュート。
しかし、長く使っていると
「お湯の出が悪い」
「エラーコードが消えない」
といったトラブルが発生しやすくなります。
実はその不調、日頃の「温度設定」が原因かもしれません。
長く、そして経済的にエコキュートを使い続けるためには、トラブルを未然に防ぐための正しい知識と、定期的なメンテナンスが不可欠です。
そこで今回は、電気代の節約にも繋がるエコキュートの最適な温度設定から、よくあるトラブル事例とその対処法、ご家庭でできるメンテナンス術まで、プロの目線で徹底的に解説します。
1. 超重要!エコキュートの「給湯温度」は50℃~60℃が最適なワケ

エコキュートを導入したら、まずマスターしたいのが温度設定です。
ここで言う「給湯温度」とは、エコキュートの貯湯タンク内で沸き上げて保温しておくお湯の温度のこと。
キッチンやシャワーで実際に使うお湯の温度とは少し意味合いが異なります。
この「給湯温度」、実は50℃~60℃に設定するのが最もおすすめです。
「熱すぎない?」と思われるかもしれませんが、これには3つの大きなメリットがあります。
メリット①:水圧がアップし、快適なシャワーに!

「エコキュートはシャワーの水圧が弱い」と感じることはありませんか?
そのお悩み、温度設定で改善できるかもしれません。
シャワーや蛇口から出るお湯は、エコキュートからの熱いお湯と、水道からの水を「混合水栓」という器具で混ぜて、設定した温度に調整されています。
給湯温度を50℃~60℃と高く設定しておくと、目標の温度(例:40℃)にするためにより多くの水道水と混ぜる必要がでてきます。
この時、勢いの強い水道水の水圧が加わるため、結果的にシャワー全体の水圧がアップするのです。
メリット②:光熱費の節約につながる!

「低い温度の方が節約になるのでは?」と思われがちですが、実は逆。
40℃などの低い温度に設定すると、冬場などはぬるく感じ、無意識にシャワー時間が長くなりがちです。
結果的にお湯の使用量が増え、電気代・水道代ともに上がってしまいます。
50℃~60℃のしっかり温かいお湯なら、短時間で体が温まり満足できるため、お湯の使いすぎを防ぐことができます。
また、浴槽にお湯を張る際も、配管を通る間に温度が下がることを見越して高めに設定しておくことで、追い焚きの回数を減らし、結果的に節約に繋がります。
メリット③:配管内の雑菌繁殖を防ぎ、衛生的!

給湯温度を45℃以下の低い温度で設定し続けると、配管内でレジオネラ菌などの雑菌が繁殖しやすくなる危険性があります。
レジオネラ菌は肺炎などの健康被害を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。
雑菌の繁殖を防ぎ、清潔なお湯を保つためにも、給湯温度は常に50℃以上の高温に設定しておくことが推奨されています。
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2. 季節別のおすすめ設定と「お湯張り温度」との違い
基本の50℃~60℃設定を、季節によって使い分けることで、さらに快適かつ経済的になります。
●冬場(水温が低い時期):55℃~60℃
外気温も水道水の温度も低いため、配管を通る間に熱が奪われやすくなります。
少し高めに設定することで、いつでも快適な温度のお湯が使えます。
●夏場(水温が高い時期):50℃~55℃
冬場ほど熱が奪われないため、少し低めの設定でも問題ありません。
無駄な電力消費を抑えられます。
【要注意!】「給湯温度」と「お湯張り温度」は別物です
リモコンで設定できる「ふろ自動」や「お湯張り」の温度は、浴槽に溜めるお湯の目標温度のこと。
「給湯温度」とは全く別の設定です。
こちらはご自身の好みに合わせて、40℃~42℃など、心地よいと感じる温度に設定してください。
3. エコキュートでよくあるトラブル事例と対処法

適切な設定やメンテナンスをしていても、経年劣化などでトラブルが起こることも。
慌てずに対処できるよう、代表的な事例を知っておきましょう。
①エラーコードが表示される
エコキュートに不具合が生じると、リモコンにエラーコード(H54, U4, F27など)が表示されます。
まずは取扱説明書やメーカーの公式サイトでエラー内容を確認しましょう。
簡単なリセット操作で直る場合もありますが、修理が必要な場合は、表示されたコードを業者に伝えるとスムーズです。
②お湯が出ない、またはぬるい
お湯切れ
タンクのお湯を使い切ってしまった状態です。
リモコンで「沸き増し」をしてください。
断水・凍結
地域で断水していないか、冬場は給水配管が凍結していないか確認しましょう。
凍結した場合、絶対に熱湯をかけず、自然解凍を待つか、ぬるま湯でゆっくり温めてください。
給水ストレーナーの詰まり
給水配管にあるゴミ取りフィルター(ストレーナー)が詰まっているとお湯の出が悪くなります。
取扱説明書に従って掃除してみましょう。
③水漏れがする

ヒートポンプユニットや貯湯タンク、配管の接続部から水が漏れている場合は、まずタンクの根元にある給水元栓を閉めて応急処置をしてください。
その後、速やかに専門業者に連絡しましょう。
放置すると、水道代の高騰や建物の劣化につながります。
④異音がする
「ウーン」という低い作動音は正常ですが、「キュルキュル」「ポコポコ」といった普段と違う音がする場合は、部品の劣化や内部の空気の混入などが考えられます。
気になる異音が続く場合は、点検を依頼しましょう。
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4. エコキュートを長持ちさせる!頻度別セルフメンテナンス術

エコキュートの寿命は一般的に10年~15年と言われていますが、日頃の簡単なお手入れで、より長く快適に使い続けることができます。
【月1回程度】
浴槽アダプターのフィルター掃除
追い焚き口のフィルターを外し、歯ブラシなどで湯垢や髪の毛を取り除きます。
漏電遮断器のテスト
貯湯タンクにある点検カバーを開け、漏電遮断器の「テストボタン」を押して電源が切れるか確認し、再度「リセットボタン」で復帰させます。
【半年に1回程度】
逃し弁の動作チェック
お湯を膨張から守る安全弁です。
点検カバーを開け、逃し弁のレバーを数回上下させて、タンク下部の排水口からお湯(水)が出ることを確認します。
配管の洗浄
多くの機種に搭載されている「自動配管洗浄」機能を活用しましょう。
手動で行う場合は、市販の風呂釜洗浄剤(「1つ穴用」の表記があるもの)を使い、取扱説明書の指示に従って洗浄します。
【年に数回】
貯湯タンクの水抜き
タンクの底に溜まった不純物を排出する作業です。
年に2~3回行うことで、タンク内部を清潔に保てます。
手順は少し複雑なので、必ず取扱説明書を確認しながら行ってください。
5. まとめ:賢い設定と手入れで、快適なエコキュートライフを

今回は、エコキュートの最適な温度設定やトラブル対策について解説しました。
「給湯温度は50℃~60℃に設定する」こと、そして「定期的なセルフメンテナンスを行う」こと。
この2つを実践するだけで、エコキュートはより快適に、より経済的に、そしてより長く使い続けることができます。
もし、この記事で紹介したトラブル対策を行っても改善しない場合や、設置から10年以上経過している場合は、エコキュート本体の寿命が近づいているサインかもしれません。
そんな時は、調査・お見積もり無料のミヤケンまで、お気軽にご相談ください。
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