【2025年最新版】ユニットバスと在来工法(タイル)のお風呂の防水リフォーム工事のポイント
庭野 亜優
毎日使うお風呂は、家の中で最も水漏れのリスクが高い場所です。
見た目はきれいでも、壁や床の下では水漏れが静かに進行し、建物の構造を傷めているケースも少なくありません。
お風呂のリフォームを成功させる鍵は、この「防水」を正しく理解することにあります。
特に、「ユニットバス」と昔ながらの「在来工法(タイル風呂)」では、防水の考え方やリフォームの方法が全く異なります。
今回は、それぞれの工法の違いから、防水工事の種類と費用、そして危険な水漏れのサインまで、
1. ユニットバスと在来工法(タイル風呂)の根本的な違い

まず、2つのお風呂の構造の違いを理解しましょう。
●ユニットバス(システムバス)
工場で製造された壁・床・天井・浴槽などのパーツを、現場で組み立てて作るお風呂です。
「防水性の高い箱」を浴室スペースに設置するイメージで、箱自体が防水の役割を果たすため、基本的に現場での防水工事は不要です。
近年の新築住宅では、こちらが主流です。
●在来工法(タイル風呂)
浴室の壁や床に防水工事を施した上で、モルタルを塗り、タイルなどを一枚一枚貼って仕上げる、オーダーメイドのお風呂です。
デザインの自由度が高い反面、現場で行う防水工事が浴室の性能を左右し、経年劣化による水漏れのリスクがユニットバスより高くなります。
💬 ご自宅の浴室、どのパターンかお悩みですか?
プロが無料で診断します!
在来工法からユニットバスへの交換、あるいは防水層のやり直しなど、
専門知識が必要な工事はプロにお任せください。
お客様のご状況に合わせた最適なプランと正確な費用を無料でお見積もりします。
2. 危険!お風呂の水漏れを放置する5つのリスク
お風呂の水漏れは、発見が遅れると深刻な事態を引き起こします。
・階下への漏水と損害賠償(マンションの場合)
・土台や柱など、建物の構造体の腐食
・湿った木材を好むシロアリの発生
・壁の内部などでのカビの繁殖による健康被害
・排水口からの悪臭の発生
「まだ大丈夫だろう」という油断が、数百万円規模の修繕費用につながることもあるのです。
3. 在来工法の浴室リフォーム|防水工事の種類と費用
在来工法の浴室をリフォームする際に行われる、主な防水工事の種類です。
▼シート防水
特徴
防水効果のある塩化ビニールシートなどを、床や壁に貼り付ける工法。品質が安定しており、現在の在来工法リフォームでは最も主流です。
耐用年数
15~20年
費用目安(1坪)
7万円~15万円
▼FRP防水
特徴
ガラス繊維で強化したプラスチック(FRP)の層を形成する工法。
軽量で強度が高いのが魅力です。
耐用年数
10~15年
費用目安(1坪)
5万円~12万円
▼ウレタン防水
特徴
液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を作る工法。
複雑な形状の場所でも施工しやすいですが、乾燥に時間がかかります。
耐用年数
8~12年
費用目安(1坪)
4万円~10万円
4. 【パターン別】リフォーム時の防水工事のポイント

リフォームのパターンによって、防水工事の要・不要が変わります。
① 在来工法 → ユニットバス
防水工事は原則不要です。
ただし、解体した際に床下の土台などが腐食している場合は、その補修工事が必須となります。
この補修を怠ると、せっかくリフォームしても家は傷んだままです。
② 在来工法 → 在来工法
防水層の再構築が必須です。
既存の防水層を一度すべて撤去し、新たに防水工事をやり直してから、タイルなどを施工します。
この工程を省くと、ほぼ確実に水漏れします。
③ ユニットバス → ユニットバス
防水工事は不要です。
新しいユニットバスを組み立てるだけです。
④ ユニットバス → 在来工法
ユニットバスを解体した後、新たに防水工事を行う必要があります。
デザインにこだわりたい場合などに選ばれるリフォームです。
5. ユニットバスでも水漏れは起こる!原因と対策

「ユニットバスなら水漏れの心配はない」と思われがちですが、実はそうではありません。
▼主な原因
コーキング(シーリング)の劣化
壁パネルの継ぎ目や、浴槽と壁の間を埋めているゴム状のコーキングが、経年劣化で硬化し、ひび割れたり剥がれたりします。
その隙間から壁の裏側へ水が浸入します。
配管の接続部分の不具合
蛇口やシャワー、追い焚き金具などの配管接続部分にあるパッキンの劣化により、水漏れが発生することがあります。
▼対策
コーキングの寿命は10年程度が目安です。
ひび割れやカビがひどい場合は、「コーキングの打ち替え」を専門業者に依頼しましょう。
6. これって水漏れかも?危険なサインと対処法
以下のようなサインを見つけたら、水漏れを疑いましょう。
□ 壁や床のタイルのひび割れ、目地の剥がれ
□ コーキングの切れ、痩せ、黒カビ
□ ドアの下枠が腐っている、入口付近の床がブカブカする
□ 浴室の外の壁(脱衣所など)の壁紙にシミや剥がれがある
□ 階下の天井にシミができている(最も危険なサイン!)
これらのサインを見つけたら、自己判断で放置せず、すぐに専門のリフォーム会社や水道業者に点検を依頼してください。
特にマンションの場合は、階下への被害を食い止めるためにも、迅速な対応が不可欠です。
7. まとめ:見えない部分だからこそ、防水工事はプロに相談を

今回は、お風呂の防水リフォームについて詳しく解説しました。
ユニットバスと在来工法では、防水の考え方が根本的に異なります。
特に、在来工法の浴室をリフォームする際は、見た目をきれいにするだけでなく、防水層を確実に作り直すことが最も重要です。
見えない部分の劣化が、後々大きなトラブルに発展するのが水漏れの怖いところ。
「おかしいな」と感じたら、早めにプロの点検を受けることが、大切な住まいを長持ちさせる秘訣です。
ミヤケンでは、お風呂の部分リフォームを請け負っております!
「こんな症状が気になる。」「水漏れしているかもしれないので見てもらいたい。」など、お風呂のことでお悩みがあるという方は、ぜひミヤケンまでご相談ください!
▼無料WEB問い合わせはコチラから!▼
ミヤケンでは、ホームページから無料お見積もりをご依頼いただけます!
「電話はあまりしたくない…。」
「概算だけでも知りたい…。」
という方は、ぜひホームページからお問い合わせください!
▼お電話でのお見積もり依頼をご希望の方はコチラ▼
フ リ ー ダ イ ヤ ル 【0120-05-3838】
ミヤケンリフォーム館 【027-243-3838】
※来店予約は24時間受付しております。
※営業時間は9:00~18:00です。
【ミヤケンリフォーム館】
〒371-0013 群馬県前橋市西片貝町4丁目22−3
▼LINEからの無料お問い合わせはコチラ▼
専任のスタッフと直接やり取りが可能なLINEを活用して、いつでもお気軽にお問い合わせいただけます!
「写真を送って現状を見てもらいたい。」
「匿名で概算だけ聞きたい。」
という方は、ぜひ無料LINE相談をご利用ください!
最近の記事
月別アーカイブ
- 2025年7月(2記事)
- 2025年6月(2記事)
- 2025年5月(11記事)
- 2025年4月(7記事)
- 2025年3月(8記事)
- 2025年2月(8記事)
- 2025年1月(7記事)
- 2024年12月(6記事)
- 2024年11月(4記事)
- 2024年10月(14記事)
- 2024年9月(9記事)
- 2024年8月(8記事)
- 2024年7月(6記事)
- 2024年6月(11記事)
- 2024年5月(13記事)
- 2024年4月(17記事)
- 2024年3月(12記事)
- 2024年2月(3記事)
- 2024年1月(7記事)
- 2023年12月(2記事)
- 2023年11月(2記事)
- 2023年10月(4記事)
- 2023年9月(5記事)
- 2023年3月(1記事)
- 2022年6月(1記事)
- 2021年11月(4記事)
- 2021年7月(4記事)
- 2021年6月(5記事)
- 2021年5月(2記事)
- 2021年4月(2記事)
- 2021年3月(2記事)
- 2021年2月(3記事)
- 2021年1月(2記事)














