悪質なリフォーム業者が取る行動とは?見分けるポイントや対処方法をご紹介
赤石 裕佳
お家のリフォームを成功させるためには、業者選びが重要です。
リフォーム業者の数は多く、その中には悪質なリフォームを行う業者も紛れています。
悪質な業者は手抜き工事を行ったり、不当な金額を請求したりするため、注意が必要です。
今回は悪質なリフォーム業者によくみられる行動や、それを避けるためのポイント、被害に遭ったときの対処法をご紹介します。
悪質業者によくみられる契約前の行動
悪質なリフォーム業者は、契約前から怪しい言動行動をとる可能性が高いです。
以下のような行動をとる業者には、警戒してください。
アポイントなしで訪問する
アポなしで一方的に押しかけてくる業者は、高圧的なセールスを行ってくることが多いです。
「今リフォームしないと危ない」「今契約しないともっと高くなる」などという言葉で危機感を煽り、契約を急がせようとするような行動をとる場合には注意が必要です。
見積もりを提出するための調査の際に、わざと傷をつける
正確な見積もりを出すために現地調査は必要となりますが、その調査をする際にわざと家を傷つける業者もいます。
傷つけた場所を見せて「ここが劣化している」と伝え、契約につなげようとする手口です。
点検中の様子をしっかりと観察しないと、気づかないうちに家を傷つけられてしまうことも考えられます。
高額または大幅に値下げした見積もりを提示する
悪徳業者の手口として、あえて高額な金額を示してから「モニター価格」と称して大幅に値下げし、契約を促す行為も見られます。
一つの商品だけでなく、トイレと洗面台、お風呂とキッチンなどセットで見積もりを依頼するときは、相場が不明確になりやすいため、このような手法を用いられることもあります。
施工前に前払いを要求してくる
悪質なリフォーム業者の場合、リフォームにかかる費用の全額の前払いを請求してくることがあります。
一般的なリフォームでは、工事の仕上がりを確認してから料金を支払いますが、工事費用全額を前払いで要求してくる場合は、工事をせずに持ち去られてしまう恐れがあります。
悪質業者によくみられる工事中の行動
契約時に特に不審な点はなかったものの、工事中に悪質業者だと判明することもあります。
悪質業者によくみられる工事中の行動は以下のとおりです。
専門知識・技術を持たない作業員が工事を行う
悪質業者の場合、専門知識や技術を持たない作業員が施工を行うことがあります。
その結果、手抜き工事になってしまい、住宅の品質や安全性が著しく低下し、手抜き工事された箇所を直すために、追加工事と費用が発生することもあります。
建築許可を取らずに増築・改築工事を始める
増築や大規模な改修を行う場合、建築基準法に基づいて施工前に建築許可を取得しなければなりません。
しかし、悪質な業者は許可を取らずに工事を始めるため、違法建築になるリスクがありますので、少しでも不信感がある場合には許可を取っているのか。
契約外の不要な工事を行う
悪質な業者は、契約外の工事を勝手に行うことがあります。
リフォーム箇所の補強や修理が必要なら問題ありませんが、不要な工事を行うと、その分の費用や人件費が追加されることになります。
また、施主が望んでいない高価な素材や設備を無理に勧めてくるケースもあります。
粗悪な建材や設備を使用する
悪質な業者はコストを削減するために、低品質な建材や設備を使用することがあります。
あまりに粗悪な建材や設備が使われると、リフォーム後すぐに故障や劣化が発生したり、性能が低く住まいの快適性が損なわれたりするリスクも考えられます。
契約締結後に連絡が途絶える
契約締結後に連絡が途絶え、工事が中途半端なまま放棄され、工事代金を持ち逃げされるということもあります。
また、工事中に追加料金を請求し、拒否すると工事を中止すると脅すようなケースもあります。
悪質業者によくみられる工事後の行動
悪質な業者とは、工事を終えた後にトラブルが発生してしまうこともあります。
主な工事後の行動やトラブルは次のとおりです。
追加料金を請求する
悪質な業者は、様々な理由をつけて追加料金を請求してくることがあります。
「内部が腐食していた」「配線の交換が必要だった」など、素人には判断しにくい問題を指摘して、追加料金を支払わせようとする手口です。
しかし、実際には補強や修理が行われていなかったり、そもそも補修が必要でないという可能性もあります。
アフターメンテナンス対応をしない
一般的なリフォーム業者は、工事後に不具合があればアフターメンテナンスに対応します。
しかし、悪質な業者はアフターメンテナンスを行わず、保証を履行しなかったり、要求しても連絡が取れなくなこともあります。
悪質なリフォームを避けるためのポイント
満足のいくリフォームを実現するためには、悪質な業者との契約を避けることが重要です。
ここでは、悪質なリフォームを避けるためのポイントをご紹介します。
突然の訪問に警戒する
悪質な業者はアポなしで訪問してくることが多いため、突然の訪問には警戒してください。
特に一人暮らしの人はターゲットにされやすいので、注意しましょう。
高圧的なセールストークで契約を急がせるような業者とは、即決で契約しないようにしてください。
「無料」や「値引き」に惑わされない
無料や値引きという文言は非常に魅力的ですが、安さに飛びついて契約してしまうと、手抜き工事が行われたり、後から追加料金を請求されたりするリスクがあります。
無料や値引きを提案された場合、無料で対応する範囲や後から追加料金が発生するかどうか、クチコミや評判をしっかりと調査しましょう。
過度に安い見積もりに警戒する
悪質な業者は、契約をせかすために、過度に安い見積もりを提示してくることもあります。
一定の品質を確保するためには、それなりの費用が必要ですので、過度に安い見積もりは、粗悪な建材や手抜き工事の兆候かもしれません。
リフォームをする際は、他の業者からも見積もりを取り、価格の妥当性を確認しましょう。
悪質なリフォーム被害に遭ったときの対処方法
悪質なリフォーム被害に遭ったときには、泣き寝入りせず、問題解決に向けて行動しましょう。
ここでは、悪質なリフォーム被害に遭ったときの対処方法をご紹介します。
クーリングオフで不当な契約を解除する
訪問や電話勧誘などでの販売では、クーリングオフ制度が利用できます。
リフォーム工事でも、訪問販売や電話勧誘によって契約した場合、クーリングオフを利用して不当な契約を解除することができます。
契約してから8日以内であれば、契約解除の旨を記したはがきをリフォーム会社に送ることで解除できます。
住まいるダイヤルや消費生活センターに相談する
国土交通大臣指定の相談窓口である「住まいるダイヤル(0570-016-100)」や都道府県の「消費生活センター」に相談することで、リフォームに関するトラブルの解決策を教えてもらえます。
困ったときには、これらの機関にすぐ相談しましょう。
まとめ
今回は悪質なリフォーム業者の特徴や、悪質業者との契約を避けるためのポイント、悪質なリフォーム被害に遭ったときの対処方法をご紹介しました。
悪質な業者は狡猾な手口やセールストークで契約を急かせるため、注意が必要です。
優良な業者と契約し、信頼できるリフォームを受けるためには、即決で契約しないようにし、費用や工事内容、実績などを他の業者と比較することが重要です。
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