失敗しない!キッチンの色選びのポイント
豊田 芹華
今回は、キッチンの色選びのポイントを解説させていただきます!
この記事では、キッチンをの色を選ぶ際にどんなことに注意すれば失敗しないのか、どんな色の組み合わせが良いのかをご紹介しております。
キッチンリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてください!
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◇キッチンの色選びの流れ
●キッチンの扉の色を選ぶ
まず、インテリアの基本として、部屋の色の構成は、ベースカラー(壁、床、天井など)70%、メインカラー(ベッド、カーテン、キッチンなど)25%、アクセントカラー(クッション・植物などの飾り)5%で構成されます。
お部屋をコーディネートする際は、色を3色に絞って、事前にお部屋のイメージを決めておくと全体がまとまりやすくなります。
もちろん、インテリアデザインの基本的なルールに従えば、キッチンの色を選ぶときに失敗することを避けることができます。
そこで、キッチンなどのインテリアを選ぶ際には、それらの大部分を占めるベースカラーを慎重に決める必要があります。
キッチンの場合は、扉やワークトップの色合いが、印象を大きく左右するので、これらの色を部屋のイメージと会うように選んでいくことが大切です。
特に、正面から見たときの扉の色の選択は重要です。
好きな色を選ぶことも大切ですが、LDKのかなり大きな面積を占めるメインカラーなので、部屋の雰囲気や他の家具との組み合わせを考えて選ぶことがポイントです!
●キッチンのワークトップの色を選ぶ
続いて、ワークトップの色合いの選び方についてご紹介します。
キッチンの扉の色を白や黒にしたときは、その色に合わせてワークトップも同じ色を選ぶ人が多いです。
反対に、扉の色をカラーまたは木目調にした場合は、その色に合わせた同系色の物を使用することで、まとまりを持たせることができます。
例)黒のキッチン扉に組み合わせる天板
・黒やシルバーの天板を組み合わせるとスタイリッシュな印象
・白の天板を組み合わせると、ちょっとした遊び心のあるおしゃれで優しい雰囲気
◇色選びの注意点
●壁や床の色合いにあっているか
内装を合わせて工事しないのであれば、床や壁との色のバランスを考慮することが重要です。
特にキッチンの扉に木目調の物を選ぶ場合は、フローリングに近いカラーを選ぶのがおすすめです。
ナチュラルなフローリングに黒など濃い色のキッチン扉を使うと、必然的にキッチンが目立ってしまいます。
そのため、白または明るい色を選択すると、部屋の他の部分とよく調和し、キッチンに簡単に組み合わせることができます。
また、壁の色がアイボリーや白系色であれば問題ありませんが、カラーやアクセントのある壁紙を使用している場合は、同系色にするのがおすすめです。
●リビングやダイニングのバランスがとれているか
キッチンが一部屋として独立している場合は、リビングやダイニングとの色の組み合わせをあまり気にする必要はありません。
しかし、ほとんどのお家はLDKがワンルームになっているため、リビングとの色のバランスに注意する必要があります。
冒頭でも述べたように、1つの部屋にあまりにも多くの色を使いすぎると、部屋全体の統一感が損なわれてしまうので注意が必要です。
キッチンがフローリングと同じ木目の場合は、似たような木目カラーを選ぶと統一感が出るので失敗が少なくなります。
●手持ちの家電器具の色合いにあっているか
キッチンに収納棚があり、家電などを隠す構造をしていればあまり関係ありませんが、カウンターなどに見せた状態にする場合は、家電との色合いも注意が必要です。
特に、最近は赤やミントグリーンなど個性的な色の家電が増えているので、あまり色を足さないほうが良いでしょう。
●食器棚や冷蔵庫の色合いにあっているか
キッチンの色のイメージを決める部分として、食器棚や冷蔵庫も重要なポイントとなります。
近年では、システムキッチンと同色、同じカラーの食器棚を選べる商品も多いですが、もともとあるものをリフォーム後にも使用する場合は、既存の物とのバランスを考える必要があります。
●サンプルやカタログを取り寄せる
基本的に、キッチンの色選びはサンプルやカタログを見ながら行います。
しかし、サンプルは非常に小さいサイズの場合が多いため、実際のキッチンとはイメージが異なる場合があることを知っておりましょう。
また、色の特性として面積が広くなるほど、明るい色はより鮮やかに感じて、暗い色は暗くくすんで見える傾向があることを知っておくと、色選びの時に役立ちます!
●照明や日の当たり方にも注意
キッチンを選ぶときは、ショールームで実際の商品を確認し、高さや使いやすさを理解することが大切です。
ただし、色に関しては自宅とショールームでは見え方が違うので注意が必要です。
ショールームに展示してある商品は、照明とコーディネートによって設計されています。
そのため、ご自宅の蛍光灯やLED照明の下に置くと、思ったよりも雰囲気が違って見える場合があります。
また、キッチン周りの日当たりもチェックしておくと良いでしょう。
日当たりが悪いと、黒や紺を選んだ場合に空間自体が暗くなってしまいます。
一方、自然光や照明が多すぎると、光沢のある素材や明るい白色のキッチンでは明るすぎる可能性があるので、サンプルが届いた時点で、光の当たり方と色の見え方を確認すると良いでしょう。
◇施工事例
●シンプルなイメージに仕上げたいなら「白」がオススメ!
シンプルで飽きのこないデザインをお望みなら、ホワイトが最適です。
見た目もすっきりしますし、何より周りとの色合わせを気にする必要がありません。
●黒色を使用して重厚感や高級感を出したキッチン
日当たりが良い場所や壁・床が明るい場合は、黒や深みのある紺などの、濃い色を採用することで重厚感や高級感を演出することができます。
こちらのお家は食器棚も黒にすることで、統一感のある印象に仕上がりました。
●赤色を使用した印象的なキッチン
赤は、インテリアとしては強い色です。適度に違う色を取り入れて、バランスをとりましょう。
周囲にシルバーや白を組み合わせると、ポップで明るい雰囲気が生まれます。
◇まとめ
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