【オーナー様必見!】中古物件をリノベーションするメリット
赤石 裕佳
今回は、近年注目されている、中古物件をリノベーションすることのメリットデメリットを解説します!
リノベーションは、住宅の性能や価値を高めるというメリットもありますが、工期が長いなどのデメリットもあります!
工事を始める前に注意しておくべき点などもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
〇メリット
Ⅰ.自由に設計することができる。
1つ目のメリットとして、リノベーションをすることで、ニーズに合わせて自由にデザインすることができることが挙げられます。
中古マンションや建売住宅は似たような平均的な内装になっていることが多いので、インテリアにこだわりがあり、自分の好みに合ったインテリアを選びたい方にはリノベーションがオススメです。
例えば、間仕切りのない広々としたリビングルームを作ったり、キッチンを設置したりすることで、既存の家では味わうことのできない、自分らしいライフスタイルを創造することができます。
Ⅱ.物件の選択肢が増える。
2つ目のメリットとして、選べる物件の選択肢の幅が広がることが挙げられます。
住みたい地域に、自分の望む新築戸建てやマンションを探すことは簡単ではありません。
特に都市部では希望通りの新築戸建てや理想のマンションが見つからず、妥協して後悔する人も少なくありません。
その場合、リノベーションを前提として物件を探すことによって、デザインにこだわりすぎず、立地条件を含めて検討するなど、選べる物件の選択肢が増えます。
たとえ、間取りや内装、設備が条件を満たさなかった場合でも、新しいものにリノベーションするため、心配する必要もありません。
Ⅲ.新築を立てるよりもコストを抑えることができる。
3つ目のメリットとして、コスト削減が挙げられます。
同じ条件で新築を購入する費用と中古住宅を購入してリノベーションする費用を比較すると、中古住宅を購入してリノベーションする費用の方が2~3割程度安くなるケースが多いことがわかります。
中古物件は価格も重要ですが、新築物件よりも低コストで理想の住空間を手に入れることができます。
また、設備が築20年以上の物件を購入する場合は、設備が旧式である点や内装自体が経年により劣化していることもありますが、古リノベーションを行うことでそちらの問題点も改善することができます。
Ⅳ.完成までのイメージがしやすい。
4つ目のメリットとして、リフォーム後の完成した様子をイメージしながらリノベーションを進めることができる事です。
中古物件はすでに大きな型ができている状態ですので、現状を確認しながら完成形をイメージしやすいです。
どの部分の柱や壁を残さなければならないかなども、自分の目で確認することができますので、リノベーション後の生活動線をイメージすることができます。
〇デメリット
Ⅰ.理想の間取りを実現できない可能性がある。
1つ目のデメリットとして、イメージしていたリノベーションを行うことができない場合があることが挙げられます。
リノベーションの際は、理想の間取りが実現できない場合もあることを事前に考慮しておきましょう。
1970年代から 1980年代に主流であった内装構造には、現代のライフスタイルには合わない部分が多々あります。
また、築30年近く経過した物件では、木造や軽量鉄骨造が法定耐用年数を迎えており、構造的な劣化や価値の低下が否定できません。
そのため、非常に古い物件では構造変更ができない場合があるので、リノベーションによってどの程度改善できるのかを事前に把握しておきましょう。
Ⅱ.設備や機材が古く補修工事が発生しやすい。
2つ目のデメリットとしては、設備や家電が古く、修繕工事が発生しやすいことが挙げられます。
たとえ改修が完了したとしても、新築に比べて設備やシステムが故障するリスクが高く、改修後に修繕費が発生する可能性があります。
また、リノベーション時に交換できない備品・設備もあるので、購入する場合は建設会社に問い合わせてください。
Ⅲ.災害時の耐久性が危ぶまれる。
3つ目のデメリットとして耐震性などの心配が挙げられます。
2つ目のデメリットでも挙げた通り、築年数が経過した物件は構造も劣化していることが考えられます。
また、1981年(昭和56年)6月以前に建てられたお家は、旧耐震基準に基づいて建築されて、築40年以上経過しているため注意が必要です。
希望している中古物件を予め見ることができるのであれば、事前に設計士などに依頼して耐震性や耐久性を確認することをオススメします。
〇リノベーションをする際のポイント
Ⅰ.工期が長いため仮住まいが必要になることがある。
中古物件をフルリフォームする場合は、新築や建売のお家とは違いすぐに住み始めることができません。
建物の規模や、工事の内容にもよりますが、改修工事の完了には通常4~6か月程度かかります。
したがって、工事期間中は仮住まいを用意する必要があります。
また、今住んでいる家に住みながら施工することもできるため、リフォームする会社に工事期間を予め確認してから、引っ越しの手続きを取る方法もあります。
Ⅱ.住宅ローンを有効活用しましょう
中古戸建てを購入する場合は、住宅ローンについてリフォーム会社に相談するようにしましょう。ローンの借り方などのアドバイスを得ることができます。
物件購入が確定してから、どの程度の費用がかかるかなども含めて確認しておくことで、具体的な資金計画を立てることができます。
Ⅲ.リフォーム補助金を使用する。
リフォームを行う際には、リフォーム補助金やリフォーム会社のキャンペーンなどを利用して、コストを抑えることができます。
既に、2024年の『子育てエコホーム支援事業』の情報も公開され、申請も始まっております。
補助金には上限がありますので、早めに申請を行いましょう。
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まとめ
今回は、中古物件をリノベーションすることのメリット・デメリット、ポイントをご紹介しました。
中古住宅や現在住んでいる住宅をリノベーションすると、リフォームや新築よりも低価格で新築住宅を購入できます。
ただし、住宅が老朽化している場合は、建て替えよりもリフォームの方が費用がかかる場合があります。そのため、信頼できるリフォーム会社を見つけて、家の状態を診断してもらって相談するのが良いでしょう。
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