水回りリフォームの【現地調査】って何をするの?
豊田 芹華
今回は、水回りリフォームをするときに欠かせない【現地調査】について解説します!
「どんなリフォームをすればいいか?」「工事をするとき問題になりそうな部分がないか?」などをしっかり把握することで、正確な見積りやリフォームの成功につながるでしょう。
このブログでは、どうして現地調査が必要なのか・準備しておくものがあるのかなど詳しく解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
■現地調査の目的
・測定を行い、どのようなレイアウトで商品を設置できるかを確認する。
・現場の搬入経路や問題点を確認。
・お客様のご要望を聞き出して、事前にお客様と最善の対策を検討する。
■各水回りにおけるチェック項目
◇キッチン
・キッチン全体の寸法
現在使用されているキッチンの幅・奥行き・高さ、部屋の入口の広さ・奥行き・天井までの高さ、食器棚や冷蔵庫などのサイズを計測します。
欲に、窓や照明は吊り戸などを設置する際に接触してしまう可能性があるため、忘れずに位置を把握しなければなりません。
・給排水管・換気口の位置
給排水管の位置や構造によっては、リフォームプランに制限が出ることもあります。
調査に際にはシンク下の棚を開けて確認するしたり、床下の点検功をのぞいたりして正確に計測することが大切です。
また、換気口がレンジフードから遠いと換気効率が変わるため、こちらもしっかり確認する必要があります。
・水栓・ガス栓・コンセント
キッチンには家電が多いため、コンセント位置の確認も必須です。
また、電力会社との契約内容によっては、家の中で一度に使える電気容量が足りずにブレーカーが落ちてしまうこともあります。
必要な電気容量が確保できるか、契約内容の見直しをしたほうがいいかチェックします。
◇トイレ
・排水方式
トイレには「床排水」と「壁排水」の2種類があり、リフォームの際には既存のものと同じ方式の商品を選ぶ必要があります。
「床排水」・・・床から垂直に立ち上がり排水管につなぐ
「壁排水」・・・壁から水平方向に排水管につなぐ
便器背面に排水管があれば壁排水、見えなければ床排水と考えられます。
調査の際には、壁や床から排水管までの距離を正確に測り、どの位置にトイレを設置するかを計測します。
・トイレ空間の寸法
新しいトイレのサイズや位置によっては、現在よりもスペースが狭くなることも考えられます。
そのため、室内の奥行や高さ、幅、ドアのサイズや開き方、入り口の段差を正確に計測することが大切です。
また、トイレ内に手洗い器やキャビネットなどを設置する場合は、どこに配置するかを確認するために、詳しく調査する必要があります。
・コンセント
温水洗浄前座を設置するのであれば、トイレの近くにコンセントが必須となります。
今あるコンセントの位置によっては、移設が必要になる場合もあります。
また、トイレ内にコンセントがなければトイレ外からのコンセント分岐ができるかも含めて、しっかり確認を行います。
◇浴室
・バスタブの寸法
浴室には在来浴室とシステムバスの2種類があり、浴室や壁などが一体化したシステムバスへリフォームすることが主流です。
多くのシステムバスはサイズの規格が決まっているため、浴室の寸法を計測して、設置できるシステムバスの規格を調べます。
・窓の位置・サイズ
浴室の採寸で重要なのが窓の位置やサイズです。
浴室内に窓があればシステムバスの壁をくり抜かなければならないので、窓枠の位置やサイズを必ず調べます。
新しい浴槽と窓が干渉しないかなどのチェックも必要不可欠です。
・給排水管・給湯器
排水経路を調べて、新しいシステムバスとどのように繋ぐか確認します。
築年数の経った家では給排水管が細かったり腐食やサビが出ている可能性もあるため、給排水管の交換が必要ないかも調査します。
また、エコキュートや給湯器の交換が必要なこともあるため、給湯器の位置や品番、容量も調べます。
◇洗面台
・洗面化粧台・部屋の寸法
現在使用している化粧台と部屋の空間のサイズの計測を行います。
洗面台の場合は、浴室のドアの位置や開き方、洗濯機との距離を確認して適したサイズの商品をご提案します。
・周囲の突起物
洗面化粧台の収納扉や引き出しを開けた時に、ドア枠やタオル掛け、コンセントなどに接触してしまうことも考えられます。
洗面化粧台を使用するうえで、動きを邪魔するような突起物がないかしっかりとチェックを行います。
・窓の状態・寒さ対策
洗面所が寒い原因の一つが、窓にアルミやシングルガラスなど断熱性の引くものを使用していることです。
浴室と洗面所の温度差によって、ヒートショックを引き起こすリスクも高まるため、断熱効果が期待できる内窓を設置したり、暖房機を設置するなどを検討することもあります。
■現地調査の前に準備することはあるの?
現地調査では採寸や写真撮影をするだけでなく、ご家族のライフスタイルやご要望を聞き出す場でもあります。
そのため、現地調査の前にどんなリフォームを検討しているか明確にしておくと、調査をスムーズに行うことができます。
予算はいくらくらいか、今の生活でどんなところに不便さを感じているか、こだわりたいポイントはなどについて、予めご家族で話し合ってまとめておくと良いでしょう。
また、お家の図面も用意できるようであれば、調査時に渡せるようにしておくと、計測に間違いがないなどの確認ができるため、非常に便利です。
他にも、希望するデザインやレイアウトがあれば、イメージを伝えやすくするために、写真を準備しておくこともおすすめです。
まとめ
今回は、水回りリフォームの際に現地調査を行う理由と目的についてご紹介しました。
リフォームをしたいけれど、具体的にどんな工事をすればいいのかわからない方も多いでしょう。
特にイメージは固まっていない、言葉で伝えることが難しいという方も、何でもお伝えください!
そのご要望を聞いて、お客様の望むもの形にしていくことが私たちの仕事ですので、ご安心ください!
ミヤケンの現場調査は完全無料で行っておりますので、水回りリフォームをご検討の方は是非お問い合わせください!
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