床リフォームの方法と床材の種類を徹底解説!
小山 頼子
そろそろ年数が経って来て床の傷や汚れが目立ってきたのでリフォームしたい!けれど、どんな種類の床材があるのか、どんな方法で工事するのかまったく分からない...。とお悩みの方はいらっしゃいませんか?
このブログでは、そんなお悩みを解決するために、床材のそれぞれの特徴やメリットデメリット、工事方法についてご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!
床リフォームの方法
張り替え
張り替えは、既存の床を撤去してから、新しい床材に張り替える方法です。
【メリット】
・古い床を撤去することで、下地の劣化具合を確認することができる。
・重ね張りのように床の高さが変わることはない。
【デメリット】
・既存の床を剝がす作業があるため、工期が長くなる。
・重ね張りに比べて、撤去・処分費が増えるためコストが高くなる。
また、下地の状態にもよるが、腐食やシロアリなどが確認された場合は、下地の補修工事も必要となるため追加費用が別途かかることもある。
重ね張り(上張り)
重ね張りは、既存の床材の上に新しい床材を重ねる方法です。
【メリット】
・床をはがす手間がないため、工事期間が短く費用も安くなる。
【デメリット】
・床材の種類にもよるが、床の高さが上がってしまい段差が生じる。
・下地部分の劣化や腐食に気付くことができない。
床材の主な種類
フローリング
フローリングは、木材を加工した製品、もしくは天然木をそのまま用いた製品で、最も人気のある床材です。
フローリング材は大きく分けて「合板材(複合フローリング)」と「無垢材」に分けられ、その他印刷したシートを貼るタイプや、素材となる木の種類によっても特徴が異なります。
合板材は、薄い板を何枚か貼り合わせた合板の表面に天然木の薄い板を張り付けたものを言います。
特徴としては、お手入れがしやすい、耐久年数が長く摩擦に強い、色合いや木目のバリエーションが豊富などが挙げられます。
無垢材は、100%天然木を使用して作られたものを言います。
合板材と比べて汚れが付きやすく、メンテナンスにも手間がかかりますが、調湿性に優れ、天然木ならではの香りと肌触りを感じられるのがメリットです。
クッションフロア
クッションフロアは、ポリ塩化ビニル(塩化ビニル樹脂)という耐久性の高いプラスチック素材で作られた床材です。
名前の通り、クッションし絵に優れており、踏むとわずかに沈むほど柔らかい質感が特徴です。
クッションフロアのメリットは耐水性に優れている点です。水などをこぼしてもシミになりにくいため、楽にお手入れできます。
デザインのバリエーションも豊富で、シンプルな木目調や高級感のある大理石調などお部屋の雰囲気に合わせて選べます。
ただし、デザイン自体はプリントされたものなので安っぽく見えてしまうこともあります。また、重い家具を置くと跡が残りやすく、長期間置いたままにしておくともとに戻すことができなくなるので、注意が必要です。
フロアタイル
フロアタイルは、薄いタイル状の床材で、クッションフロアと同じくポリ塩化ビニルで作られています。
複数のパーツを並べて置いていくタイプの床材なので、DIYでもお手軽に施工できるメリットがあります。
近年は、接着剤なしで床に吸着するフロアタイルも登場しており、賃貸住宅でもリフォームできる床材として人気が高まっています。
フロアタイルはクッションフロアと少し違いデザインされる木目柄や石目柄は凸凹も再現され本物と間違うほどリアルなデザインです。
また、クッションフロアと違いクッション性が無いのでフロアタイルは傷などに強く、土足も対応している物もあります。
カーペット
カーペットは、一般的に床全体に敷き詰められる大きな敷物を指します。素材は主にウールやナイロン、アクリル、ポリエステルなどです。
特徴としては、遮音性・断熱性に優れている、フローリングなどに比べて滑りにくいため、お子様や高齢者が安心して過ごすことのできる床材の一つです。
一方で、食べ物を落とした時にお手入れが難しい、ダニが発生しやすいなどのデメリットもあります。
床材は用途や目的に合わせて選びましょう
床材だけでも種類は多く、デザインはさらに豊富にあるためどれにしようか迷われる方も多いと思います。
どんな空間を作り出したいのか、床材にはどんな機能を求めるのかを考え、お部屋の用途やどんな雰囲気にしたいのかという考えに沿って床材を選びましょう。
最後にこの場所にはこの床材がおすすめというポイントをまとめましたので、ぜひご参考にしてください!
リビング
リビングは家族でくつろいだり、お客様をお迎えする場所ですので、デザインの豊富さや快適さからフローリングやカーペットがおすすめです。
床に座ってくつろいだり、小さなお子様がいるご家庭には、特に無垢フローリングが良いでしょう。無垢フローリングは硬すぎずさらっとした肌触りで、冬も冷たくなりにくく、素足でも心地よく過ごせるからです。
一方、ソファーなど座って過ごすことが多い方は、硬さのあるフローリングでも問題ありません。合板材のフローリングは表面に傷が付きにくい加工が施されているため、ソファーやテーブルの脚による傷の心配もありません。
洗面所
洗面所やトイレは湿気の多い場所ですので、耐水性に優れたクッションフロアやフロアタイルがおすすめです。
クッションフロアにする場合は、水が染み込みにくい素材ですので、お手入れはさっと拭き取るだけで完了です。
また、クッション性があるため、転倒のリスクがある小さいお子様や高齢の方がいるご改定でも安心して使用していただけます。
クッションタイルは、クッションフロアに比べて硬さがあるため洗濯機のような重いものを置いても、跡が残りにくいメリットがあります。
キッチンも、洗面台やトイレと同様に汚れや水に強いクッションフロアやフロアタイルがおすすめです。
もちろん、お掃除がしやすいという事だけでなく、デザイン性の高いクッションフロアやフロアタイルがシンプルなフローリングのアクセントとなり、おしゃれな空間を演出できます。
また、トイレや洗面所に藻キッチンと同じデザインの床材を使用することで、家全体のインテリアに統一感を出すことができます。
いかがだったでしょうか。この記事が皆様の参考になりましたら幸いです!
床材の種類や素材によって、部屋の雰囲気・仕上がるが大きく左右されます。どんな床材・デザインが良いか悩むときは、ぜひミヤケンまでご相談ください!
ミヤケンリフォーム館には床材の見本や、トイレや洗面所などの実際に施工をした状態のものを展示しておりますので、ぜひ一度ご来場ください!
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