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スタッフブログ

レンジフードの交換前に知っておきたい種類・費用・交換時期

小山 頼子

小山 頼子

レンジフードは、料理中の煙やニオイを吸い込んで外に排出する、重要な設備機器です。
しかし長年使っていると吸い込みが悪くなったり、汚れがひどくなったりしていませんか?
レンジフードは約8年~10年で寿命がきます。
とは言え、まだ使えるからと言ってそのまま使用し、いつのまにかメンテナンスをするタイミングを逃している方が多いでしょう。
そこで今回はレンジフードの交換時期や種類、サイズ、取付高さ、交換範囲とそれぞれの費用について解説していきます。

■レンジフードの交換時期は?

使用頻度や環境によって異なりますが、前述のとおり、レンジフードには約8年~10年が目安と言われています。
上記の年数が経つと異音や異臭がしたり、換気扇が不自然な回り方をして停止してしまう場合もあります。
このような症状が現れ始めたら、レンジフードが故障していると思った方が良いでしょう。
また、普段からレンジフードのお掃除をしていないと、換気扇の役割が十分に発揮されなくなりレンジフードや壁が油でベトベトに汚れてしまいます。

以上の劣化症状や汚れに対し、掃除をして改善されることもありますが、それでも改善されない場合は業者に依頼して交換などの対応をしてもらう必要があります。

劣化はいくら定期的に掃除をしていても劣化がなくなるというわけではありませんので、新品な状態から約8年~10年ほど経っているなら交換を検討すると良いでしょう。

■レンジフードのデザインとファンの種類

レンジフードのデザインとファンには多くの種類があります。
続いては、それぞれの特徴などについてみていくことにしましょう。

【レンジフードのデザイン】

デザインには、スリム型とブーツ型があります。

●スリム型
スリム型のレンジフードは、見た目がスタイリッシュです。
煙は整流板に当たり、その周りから吸い込みます。現在の主流となっています。

●ブーツ型
ブーツ型のレンジフードは、整流板が無いタイプがほとんどで価格も安めに設定してあることが特徴です。
ここ数年で交換時期を迎えているレンジフードの多くは、ブーツ型となっています。

●ボックス型
ボックス型は、プロの厨房にありそうなデザインのレンジフードです。
ステンレス系の重厚感のあるキッチンによく合います。

●平型
平型のレンジフードは、本体が非常に薄く、少ないスペースでも設置することができます。

●ファルコン型
ファルコン型のレンジフードは、フードの下部が曲線を描いて低い位置まで降りてきています。
目線の高さで掃除ができるため、背の低い人にやさしいレンジフードです。

【ファンの種類】

●プロペラファン
扇風機のような羽が回る事で風を起こすタイプのファンです。
ひと昔の古いキッチンに使用されており、室外の風の影響を受けやすく風量が安定ないことが特徴です。

●シロッコファン
現在の主流のファインで、長さの短い羽が多数ついています。
比較的騒音が少なく、外径が小さめであることが特徴です。
風量が安定していて、ダクトが長くなりがちなマンション等でもよく使われます。

●ターボファン
シロッコファインに比べて、長い羽がついているタイプです。
他のファンと比べて、効率が最も良く風量が多いです。

■レンジフードのサイズや取付高さ

レンジフードを交換するのであれば、レンジフードのサイズや取付高さについても知っておく必要があります。
ここからはレンジフードのサイズや取付高さについて知っておきたいポイントについてみていきましょう。

【レンジフードのサイズ】

レンジフードの幅は、60cm・75cm・90cmの3種類あります。
あらかじめ設置されているレンジフードがどのサイズに当てはまるのか確認しておくようにしましょう。

【レンジフードの取付高さ】

消防法でレンジフードは、調理をする際に邪魔にななることを防ぐため、調理器具から80cm以上離すことが定められています。
取付高さの基準をしっかりと把握し、ちょうどいい位置に設置することがとても重要になります。
調理器具から80cm以上離すという定めをクリアしていれば、好きな高さに取り付けることができます。
しかし、レンジフードによって排気量やサイズも異なります。
そのため取り付ける商品の排気量やサイズなども考慮した上で高さを決めなければいけないということになるでしょう。
場合によっては、希望する高さに設置できない可能性があることも念頭に置いておく必要があります。

■レンジフードの交換範囲とそれぞれの費用

レンジフードの交換にかかる費用は、パーツのみの交換するのか、本体を交換するのかによっても変わってきます。
最後に、それぞれのパターンでどのくらいの費用がかかるのかみていくことにしましょう。

【パーツのみの交換する場合の費用】

万が一、故障したら交換しなければいけません。
しかし場合によっては、モーターやスイッチなどのパーツ部分の交換で済む場合もあります。
パーツのみ交換する場合の費用は、パーツ代と工賃がかかります。
故障している部分によっても異なりますが、安いものでは約2万~3万円で交換をすることができ、そこにプラスして2~5万円の工事費用が発生します。
基本的にパーツの費用はメーカーごとに決められていますが、工賃は業者によって異なりますのでしっかりと確認しておきましょう。

【本体を交換する場合の費用】

本体を交換する場合の費用は、パーツのみの交換する場合と比べて高くなってしまいます。
しかし、劣化が進んでいるのであれば本体を丸ごと交換した方が良いというケースも少なくありません。
レンジフード本体を交換しようと考えている場合は、先ほども説明したようにサイズや取付高さに注意しながらどれにするか決めるようにしましょう。
掃除が非常にラクになる最新の機種では20万円ほどになる商品もあります。
見た目や機能だけで決めてしまうと、サイズが合わなかったり、使い勝手が悪くなってしまったりすることがありますので、
そうならないためにも専門業者に相談してどれを選ぶべきか決めるのがおすすめです。

レンジフードに不調が生じた時、パーツだけ交換すればいいのか、それとも全体を交換しなければいけないのか、素人には分からないものです。
適切な対策を講じるためにも、専門業者に不具合をチェックしてもらい、少しでも費用を抑えられる方法を検討してみましょう。

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