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スタッフブログ

介護保険を利用した住宅リフォームのご紹介

今回は、介護保険を利用した住宅リフォームをご検討中の方にそのリフォーム工事の手順と注意点をご紹介いたします。
最近、手すり設置やバリアフリー工事のご依頼が増えてきています。
その中でも介護保険を利用した工事のお問い合わせが多くなっています。
「補助金が出るんだよね?」「どれくらい出るの?」「どの工事が補助金の対象になるの?」など、
なかなか介護保険の内容を把握している方も少ないかと思いますので、今回はわかりやすくご紹介いたします。

まず、介護保険とは平成12年(2007年)4月に始まった制度です。40歳以上の人はこれに加入し、
保険料を納めなければなりません。
そして、この保険料を財源として介護保険サービスを市区町村が運営しています。
そのサービスの1つが介護のための住宅改修費の支給です。
支給される条件や対象となる工事について說明いたします。

 

介護認定のレベルに関係なく、リフォーム費用20万円までのうち9割が支給されます。
従って、最高18万円が支給されます。言い換えると、
20万円までのリフォームを1割負担で出来るということになります。
また、工事費用が20万円になるまで何度でも利用できます。

また、支給対象条件が以下の3つになります。
・要介護認定で「要支援」もしくは「要介護」に認定されていること
・福祉施設に入所しておらず、病院にも入院していないこと
・改修する住宅の住所が被保険者証の住所と同一で、本人が実際に居住していること

すべての介護リフォームに介護保険の住宅改修費が適用されるわけではありません。
以下のリフォーム内容が支給対象となります。

 

手すりの取り付け
廊下、便所、浴室、玄関、アプローチ等での転倒防止、
移動または移乗動作を手助けすることを目的として設置します。手すりの形状の指定はないので、
身体状況に合ったものを選びましょう。

段差の解消
各部屋間の段差の解消や玄関周り、玄関から道路までの段差を解消します。
スロープの設置、敷居を低くすることなどが主なリフォームになります。
ただし、昇降機やリフト、浴室の床を底上げする浴室内すのこは福祉用具購入の支給対象になり、
住宅改修費の支給対象にはなりません。

滑り防止および移動の円滑化のための床材変更
各部屋の床材を滑りにくいものに変更することが可能です。
溝を付けるなどの滑り防止のための床材の表面加工や階段にノンスリップを付けることも支給対象になります。
ノンスリップが突き出しすぎている場合や滑りが悪すぎる場合はつまずく原因にもなりますので注意が必要です。

扉の取り替え
開き戸を引き戸に替える等、扉の取り替えだけでなくドアノブの交換も含みます。
扉そのものの交換はないが、右開き戸を左開き戸に変更する場合などは対象となります。
また、既存の引き戸が重く開閉が困難な場合は支給対象になります。
しかし、引き戸が古くなったため新しいものに交換したいという場合は適用されません。

洋式便器等への便器の取り替え
和式トイレから洋式トイレに交換、暖房便座や洗浄機能がついた洋式トイレへの交換が対象になります。
また、洋式トイレのかさ上げや便座の高さの高い洋式トイレの交換なども支給対象になります。
しかし、いずれの場合も既存の洋式トイレが古くなったため交換したいという場合は適用されません。

上記5つの住宅改修に付帯して必要な工事
手すり取り付けのための下地工事など、改修工事に伴う工事が対象です。
こちらは、ご自宅の状況によって多少内容が異なりますが、基本的な付帯工事は対象になります。

 以上が対象となる工事内容ですが、介護保険を利用する場合申請のタイミングが重要となります。
介護保険を活用してリフォームしようと決めた方は、リフォーム着工前に申請しなくてはならないので注意が必要です。
うまく介護保険を活用するために参考にして下さい。

 

申請から補助金が支給されるまでの流れです。

①各市区町村から介護認定を受ける

②担当のケアマネージャー等に相談する

③ケアマネージャー等も同席し、業者と打ち合わせ

④業者が見積書、工事図面を作成する

⑤業者と契約

⑥申請書類の一部を提出(事前申請)

  • 住宅改修内容を記載したもの
  • 改修箇所や費用の見積を記載した申請書
  • 住宅改修理由書(ケアマネージャー等が作成)
  • 住宅改修前の状況が確認できるもの(改修前の写真等)
  • 工事図面・工事費見積書(業者が作成したもの)

⑦事前申請の審査結果を受けた後、着工

⑧業者への支払い(各自全額負担)

⑨工事完了後、再度申請

  • 工事費内訳書
  • 領収書
  • 完成後の状態がわかる図面や写真など
  • 住宅所有者の承諾書

⑩住宅改修費支給

 

特に見積書や工事前状況の写真、平面図などは施工業者で準備いたします。

弊社でも介護保険を利用した工事をいくつ施工しております。

 

介護保険を利用したいけど、どこの業者に頼んでいいのかわからない。

申請までの手続きってどうすればいいの・・。など

初めてでわからないことがある方はお気軽にご連絡ください!

お見積りや相談は無料ですのでご安心ください。

いつでもお待ちしております!

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