床のバリアフリー工事について
今回は床のバリアフリー工事について、お話しします。
最近、部屋と廊下の床を平らにしたい!というお問い合わせがあります。
部屋と床の高さを同じにしたり、段差をなくす、バリアフリーの工事のご要望です。
こちらは、築年数が比較的古いお家にお住いの方からの要望として多いでしょうか。
最近の建物は安全面も考慮して部屋との境目に段差のないバリアフリーに作られている建物も多いですからね。
それに比べて、約20年以上前の建物でしょうか?
特に和風な建築の場合ですと、床がフラットではなく、
ドアの枠として下に敷居が出っ張っている場合が多いように思います。
廊下と洋間の間の開き戸にもありますが、
特に廊下と和室には段差が多いのではないでしょうか?
畳の和室は廊下より1段上がっている場合が多いです。
その為、和室をフローリングにする工事の際も気にするポイントです。
そこで、段差をなくす、フラットにする工事の際にはいくつかの方法があります。
まず、廊下より和室が上がっており廊下だけが高さが低い場合です。
この場合、和室を残すのであれば、低くなっている廊下を高くすれば良いでしょう。
そうする事により高かった和室の高さに廊下の高さが合わさり、段差のない環境になります。
他には、和室を畳からフローリングに変えるために、高さを合わせる場合です。
この場合は畳を撤去し、フローリングを敷き高さを調節しますが、
畳をはがした高さと廊下の高さが同じだったらいけません。
その場合は和室の床をさらに下げなければなりません。
畳をはがして、廊下よりも低ければその低さに合うようにフローリングを選んで敷けば大丈夫ですね。
あとの問題は、ドアや襖の敷居です。
敷居というのは、ドアの床にある枠です。
これを外せば平らになるわけですが、
厄介な事に建て方によってどのように固定してあるのかが見ないと、
もしくは工事して見ないと確認できない可能性もあるのです。
基本的には両部屋の床で敷居を挟んでますから、一工夫で外れる筈ですが、場合によっては
一筋縄では外れない場合もあります。
こちらに関しては、大工さんなどにみてもらいましょう。
もしくは、お家の図面などの立てた詳細が記載してある資料があれば、確認ができるかもしれません。
このように、皆さんのお家でもバリアフリーにしたい場所がありますか?
その際はお家の立て方や部屋の環境によって出来ることできない事、
そして予算面も変わりますので、注意しましょう。
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