給湯器の法定点検をご存知ですか?
給湯器の交換時期は10年と聞きますが、いかがでしょうか。
実は給湯器は法令で点検を義務付けられていますがご存知ですか?
点検を受けたことが無い方の方が多いのではないでしょうか。
細かくご説明すると特定のガス、石油燃焼機器は、製品ごとに指定された時期になると法定点検(使用機器の有償点検)を受けることがが法律で求められています。
法定点検は「長期使用製品安全点検制度」に基づくもので、経年劣化による事故を未然に防止する為メーカーが点検を行う制度です。
2009年4月以降に製造された製品において、経年劣化が原因で火災や死亡事故など重大事故につながる恐れのある製品9品目を「特定保守製品」に指定し、法定点検の対象としています。
主に室内にて使用する燃焼機器や、石油給湯器が対象になっています。
このの制度が2009年の4月からなので、今年の春に10年目に点検の時期になります。その際は、給湯器のリモコンに88と表示がされます。10年前ですから、覚えている方も少ないと思いますが、この表示が点検の時期を教えてくれるのです。
メーカーによる点検のため、費用はかかりますが安心して生活する上では必要と考えます。
こちらの点検では、各部の漏れ、作動の確認、設置状況の確認、詰まり、変色、性能などを専用の長期使用機器点検結果表を使用して、
点検実施時点での機器の安全性を確認するものです。
点検項目の一例として、
・機器内部にガス漏れはないか
・機器内部および接続部の水漏れはないか
・点検時に異常着火していないか
・最大燃焼での一酸化炭素濃度は判定基準値を超えていないか
・ガス栓から機器接続部までにガス漏れがないか
があります。
そしてその結果に伴い、異常がないか、修理や交換が必要ではないかの判断を行います。
点検結果に応じて交換工事などをするのかどうかの判断ができますね。
これまで給湯器を交換した方も、これからする方も、購入してから10年目のタイミングで、給湯器のリモコンにエラー表示のようなものがあらわれることでしょう。
必ず購入した時に説明をいただいているはずです。
ですから慌てずに購入した工務店やリフォーム会社へ連絡をしましょう。
10年間頑張った給湯器からのサインですから、
しっかり点検をしてあげて、お家のためにも良い使い方を選ぶことをお勧めします。
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